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「面白かった!」で終わっていい(とわたしは思う)作品なのでちゃんと残しておきたいような「感想」は正直ないんですが、古川雄大さんが初めて帝国劇場で単独主演を務めた作品を記憶だけでなく記録として書いておきたい、という気持ちで今キーボードを打っ…
早乙女太一にあてがきさせたら中島かずきが世界一だということは誰も疑うことのない事実ですが、「何かを背負わせたら早乙女太一は日本一」だという中島かずきが今作品で早乙女太一に背負わせたものは「運命」でも「闇」でも「業」でもなく「家族」でした。…
いやあ、すごい「祭り」だったー!。 公演の詳細が発表された直後はS席17500円はともかくA席14500円・B席9500円という強気の値段設定に界隈がザワザワしてたものの、いざ幕が上がってみれば帝国劇場全体を使った『空間』に「納得!!」でしかなかったよな。 …
刀剣乱舞というコンテンツの存在であり人気度を知ってはいますがゲームに触れたことはなく、ながら見程度にアニメと映画の1作目は観ました。 なので「刀剣男子」は歴史上に実在する刀たちが「審神者」によって付喪神(擬人化)となった存在で、「時間遡行軍…
7公演あるプレビュー公演のちょうど真ん中4公演目を観ました。オリジナルの新作作品であり、ミュージカルではなく音楽劇としているところに期待と不安どちら?と言えば圧倒的に不安の方が大きかったんで(というか公演を観た今となってはなぜにあのキービジ…
受けとめられないどころかなにがなんだかわからないニュースを聞かされてから3日目。いまだ思考は停止状態ではありましたが、もはや観劇ではなく現実逃避を目的として何年かぶり新宿に足を運びました。向かった先はTHATER MILANO-Za。新しくできた劇場なので…
演目に興味はあるのでいつか観たい次は観ようと思い続け一度も見ずに今日まできてしまったんですが、石丸幹二さんが今回公演をもってファイナルとのことで「次はない!」となり、ついに石丸ジキルを拝見することができました。 柿澤勇人さんのジキルも観たか…
わたしの「キングダム」との出会いは映画で、超邪悪な顔の本郷奏多を目当てに映画を見て(奏多くんの成蟜は実写化最高峰(のひとつ)だと思ってる)、そのあと漫画を読んでアニメを見たという経緯になります。漫画は途中(30巻あたり)で止まってる状態です…
いきなりですが、わたしのアーサー王伝説?物語?の知識は・カリバーンを抜いて王となる ・エクスカリバーを手に入れローマ皇帝を倒してヨーロッパ制覇 ・円卓の騎士団を作る ・訳あり息子のモルドレッドと争ってかろうじて勝利 ・でももうダメだってんでエ…
めっっっっっっっっっちゃめちゃ面白かった!!!!!!!!!!!感想はマジでこの一言。 91年と94年に上演されたものは映像としても未見で完全なるまっさらの状態での観劇でしたが、いやあ笑った。堪えきれずに声出して笑っちゃったし、笑い過ぎて涙が出た…
わたしの感性と知能ではまあ理解はできないだろうなと、『共和主義者だった父が母によってフランコのファシスト政権に売られて死刑判決を受け、のち行方不明になる』という幼少期の体験が劇作に大きく影響していて、抑圧への憎悪と反抗を基調にして、不条理…
誰もがその名と曲を知るベートヴェンの人生をたった5人で描く。 果たしてどんなミュージカルになるのだろうかと、当日券のキャンセル待ちという謎の行列(当日券待ちの行列ならわかるんだけど「当日券のキャンセル」ってなに?当日券を予約してて当日にキャ…
観終わったらどんな気持ちになるのか自分で自分がわりと本気で心配でしたが、観終わった瞬間思ったことは「やっぱりキンキー大好きだー!!」でした。 誰が演ってもキンキーは楽しいし面白い。最高にハッピーで気持ちよくなれる最高の演目で、また観ることが…
メイン曲である「You Can’t Stop the Beat」を始め楽曲はいくつか見聞きしたことがあるものの映画は未見なので事前に見ようか迷いましたが、迷った末に「まっさらな状態で見よう」と決めて、観劇日を迎えました。 結果としては見ないで良かった半分見ればよ…
三谷幸喜作で、1992年の初演は古田新太や池田成志、西村雅彦、2001年の再演には堺雅人に佐々木蔵之介、橋本じゅんに河原雅彦に手塚とおると『曲者役者』の名前がずらりと並ぶこの作品を観るのは今回が初めてです。作品名と堺さんと蔵之介さんが共演したとい…
「命をあげよう」は勿論、「神よ、何故?」も「世界が終わる夜のように」も「サン・アンド・ムーン」も「ブイ・ドイ」も、「アメリカン・ドリーム」も「火がついたサイゴン」もそらで歌えるぐらい馴染みのある曲たちですが、ミス・サイゴンを観るのは今回公…
作 上田岳弘 構成・演出 白井晃 出演 高橋一生という布陣による芸術エンターテイメント作品です。 高橋一生の一人舞台という扱いではありますが、実際には振付・ダンサーである橋本ロマンスさんとともに二人で舞台に立つ作品です。わたしは上田さんの作品を…
3公演分のチケットを持っていましたが、キャスト変更と上演中止が重なり結局観ることができたのは1公演のみでした。 それについてはまあ思うところはありますがそこは「仕方ない」で終わらせるとして、次に見るとき確認しようと思っていたことがいくつかある…
「偽義経冥界歌」は緊急事態宣言でチケットを所持していた公演すべてが中止になり、「月影花之丞大逆転」はわたしが自粛し、「狐晴信九尾狩」はメインの三人のうちとても好きな役者さんがキャスティングされたものの舞台で観るのは“無理!!!!!”なキャス…
いきなりですが、わたしはジブリに興味がありません。確認したら6作品しか観たことがなく、そのなかに千と千尋の神隠しは入っていません。つまり映画を観ていない。 そんなわたしがなぜチケットを取ろうと思ったかといえばそれは観劇を趣味とする人間として…
2015年に高橋一生と瀬戸康史の兄弟で制作された日本初演当時、ISに日本人が殺されるという事件が起き、自衛隊が海外で命の危険を伴う救出活動を行うための法整備を行う必要についての議論が活発になされ、わたしのような平和ボケ人間ですらその理不尽な暴力…
月組トップスター・珠城りょうさんの退団公演となる東京公演大千秋楽を配信で拝見させていただきました。 させていただきましたと書いたのは「桜嵐記」を激烈に絶賛するおともだちが配信に必要なポイントを送り付けて(笑)くれたからです。実はこの配信日は…
5月21日のプレビュー公演から7月26日の千穐楽まで、90公演近いスケジュールをキャストスタッフ誰一人感染者を出すことなくやり切ることができたこと、それがどれほどの努力と苦労の上での「結果」なのだろうかと思うとまさしく奇跡としか言いようがありませ…
だいすきなアッキー(中川晃教さん)とみっちゃん(東山光明さん)がキャスティングされてはいるものの、ジュークボックスミュージカルって曲を知らないとあまり楽しめないイメージだけどキャロル・キングの名前しか知らないぐらいだし、他公演との兼ね合い…
当初の上演スケジュールでは藤田俊太郎さんの演出には興味があるものの他作品との兼ね合いで(エリザベートと桜の園とチェーザレと公演期間どん被り)諦め、事情が重なり成河さんが代役として出演することとなったもんで慌てて四方それぞれの席の確保に走り…
感想を書こうか、書いていいものかどうか悩んだのですが、こんな時であっても、いやこんな時だからこそ、一人の強く聡明な女性が自分を取り戻し素敵な王子様との幸せを手に入れる真っ直ぐな物語は暫しのあいだ現実を忘れさせてくれたし、幸せな気持ちにさせ…
わたしはオールメール=蜷川幸雄の人間であり、ロミオとジュリエットが嫌いな人間でもあるのですが、『ジュリエット役・柄本時生』このあまりにもあまりなパワーワードにはどうしても抗うことが出来ず、ていうかめちゃめちゃ楽しみにしてましたw。 脚本で参…
高橋一生が2016年以来3年半ぶりに舞台に出演。演じるのは極悪非道のド悪党って時点で楽しみすぎるのに、演出が藤田俊太郎だってんでメーター振り切れるほど期待しまくりでしたが、期待しすぎちゃったかなぁ・・・・・・可もなく不可もなく、という感じでした…
1988年に音楽座の旗揚げ公演として上演され、以降も継続的に上演されていた、主演の井上芳雄さん曰く「日本オリジナルミュージカルの傑作であり宝物」である作品だそうですが、わたしはミュージカルを観るようになってまだ日も浅く、音楽座という劇団?の名…
菊之助さんが上演を熱望されていたという歌舞伎版「風の谷のナウシカ」の幕がついに開き、観劇できる日を心待ちにしてるところへ聞かされた菊之助さんの怪我により昼の部は中断のまま終了、夜の部は休演のニュース。瞬時に猿之助さんのことが思い出され血の…