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加納 朋子『二百十番館へようこそ』

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二百十番館にようこそ作者:朋子, 加納発売日: 2020/08/05メディア: 単行本亡くなった伯父から小さな島にある不動産を譲られたことをキッカケに、親から計画的に捨てられたネトゲ廃人のニートが生活費を工面すべくニート仲間を集めてシェアハウスを作る物語で…

五十嵐 律人『法廷遊戯』

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法廷遊戯作者:五十嵐 律人発売日: 2020/07/15メディア: 単行本(ソフトカバー)久々にメフィスト賞受賞作を手に取りましたが(確認したら2015年の井上真偽さん以来読んでないみたい。読まなくなった理由があるわけではなく単に私がチェックを怠ってるだけな…

樋口 有介『礼儀正しい空き巣の死』

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礼儀正しい空き巣の死作者:樋口有介発売日: 2020/03/11メディア: 単行本 前作の「平凡な革命家の食卓」はどちらかといえば低評価でしたが、「帰宅したら見知らぬ男が風呂場で死んでいた」という帯に書かれた最初の1文が妙に気にかかり、これが合わなければも…

宮部 みゆき『きたきた捕物帖』

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きたきた捕物帖作者:宮部みゆき発売日: 2020/05/29メディア: 単行本帯に“『桜ほうさら』で笙之介が住んでいた「富勘長屋」。そして『<完本>初ものがたり』で登場した「謎の稲荷寿司屋」の正体が明らかに!?”とありまして、桜ほうさらは既読なものの富勘長…

櫻田 智也『蝉かえる』

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蝉かえる (ミステリ・フロンティア)作者:櫻田 智也発売日: 2020/07/13メディア: 単行本 第10回ミステリーズ!新人賞受賞作である「サーチライトと誘蛾灯」の続編?です。 続編のうしろに「?」と付けた理由は、サーチライト~とはずいぶんと雰囲気・空気感が…

中山 七里『ヒポクラテスの試練』

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ヒポクラテスの試練作者:中山七里発売日: 2020/06/11メディア: 単行本 浦和医大法医学部の光崎教授のもとに、旧知の間柄である城都大附属病院の南条からとある遺体の解剖依頼が持ち込まれる。前日に搬送され急死したその人物は、数か月前での検診では特に問…

櫛木 理宇『虜囚の犬』

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虜囚の犬作者:櫛木 理宇発売日: 2020/07/09メディア: 単行本職務上のトラウマで家裁調査官を辞め現在は妹と同居し専業主夫として生きている白石は、県警捜査一課の刑事である高校からの付き合いである友人からかつて担当した少年が殺されたことを聞かされる…

誉田 哲也『妖の華』

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妖の華 (文春文庫)作者:誉田 哲也発売日: 2010/11/10メディア: 文庫 第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞作を文庫化するにあたり大幅に加筆、改稿した作品の復刊だそうですが、私はこの作品の存在をつい最近まで知らず、最近刊行されたこの作品の“前日譚”とな…

香月 夕花『昨日壊れはじめた世界で』

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昨日壊れはじめた世界で作者:夕花, 香月発売日: 2020/05/20メディア: 単行本(ソフトカバー)ジャケ買いならぬタイトル買いした初めての作家さんです。課題のためにグループを組んだ小学校の同級生男女五人の物語で、五人はとあるキッカケで町に立つ高層マン…

長岡 弘樹『つながりません スクリプター事件File 』

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つながりません スクリプター事件File作者:長岡弘樹発売日: 2020/06/15メディア: 単行本「スクリプター」を務める真野韻が映画製作の現場で起こるトラブルや事件を淡々と解き明かしていく連作短編集です。 タイトルの「つながりません」とは真野韻の口癖であ…

中村 文則『逃亡者』

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逃亡者作者:中村 文則発売日: 2020/04/16メディア: 単行本ものすごくざっくりと言うならば「日本」がテーマで、そのなかにいくつかの小中サイズのテーマというか要素があって、それらによって構築されたストーリー自体は理解ができる。物語についてはいける…

我孫子 武丸『修羅の家』

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修羅の家作者:我孫子 武丸発売日: 2020/04/15メディア: 単行本(ソフトカバー)女をレイプした結果殺してしまったところを目撃され、「家に来い」と誘われついていった男と、非常勤で務める区役所で初恋の女子を見かけ声を掛けた男の視点で描かれる、「悪魔…

薬丸 岳『告解』

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告解作者:薬丸 岳発売日: 2020/04/22メディア: 単行本 飲酒運転中に人を轢き、そうと気づいていながら逃げて4年の実刑判決を受けた二十歳の男が刑期を終え、何もかも失ったことを痛感しつつ日々を生きる物語と、インフルエンザで寝込む自分のために深夜コン…

伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』

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逆ソクラテス作者:伊坂 幸太郎発売日: 2020/04/24メディア: 単行本 先入観とか価値観とか、自分のなかにあるそういったものを変えることはとても難しいし、他人のそれを「私はそうは思わない」と否定することもまたとても難しいことだよなぁ。先入観と価値観…

赤松 利市『アウターライズ』

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アウターライズ (単行本)作者:赤松 利市発売日: 2020/03/06メディア: 単行本 東日本大震災ののち、東北は再びそれに匹敵する「アウターライズ」に襲われる。その後発表された死者数はわずか6人。そして東北の知事たちは日本から「東北独立」を宣言する。中国…

小路 幸也『イエロー・サブマリン』

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イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン作者:小路 幸也発売日: 2020/04/24メディア: 単行本 堀田家給付金総額いくら入金されるのかなーと思わず考えてしまったのだけれどこれが所謂「アフターコロナ」というやつなのか?。なんて下種な感想しかないぐらい、…

真保 裕一『ダーク・ブルー』

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ダーク・ブルー作者:真保 裕一発売日: 2020/03/25メディア: 単行本その名の通り6500メートルの深海まで潜れる「りゅうじん6500」に搭載される新型マニピュレーターの実験を行うため航海中の母船がシージャックされる。犯人グループの目的は「りゅうじん6500…

長岡 弘樹『緋色の残響』

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緋色の残響作者:長岡 弘樹発売日: 2020/03/18メディア: 単行本私が長岡弘樹という作家を知った「傍聞き」という短編集で、タイトル作の主人公だったシングルマザーとして娘を育てながら強行犯係で刑事として働く羽角啓子をフューチャーした短編集です。今回…

天童 荒太『迷子のままで』

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迷子のままで作者:荒太, 天童発売日: 2020/05/20メディア: 単行本 別れた元妻との間に出来た子供が虐待死し、自らも再婚相手の連れ子に暴力を振るってしまった男の話と、震災の経験を自分なりに映画にしたいという夢のために福島で除染の仕事をする男の話の…

誉田 哲也『妖の掟』

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妖の掟作者:哲也, 誉田発売日: 2020/05/14メディア: 単行本帯に「原点『妖の華』再始動。」とありまして、誉田さんの作品は目についたものは全て読んでるつもりでいるけどタイトルに全く覚えがなく、それが「原点」ってどういうこと?と思って確認したところ…

月村 了衛『暗鬼夜行』

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暗鬼夜行作者:月村 了衛発売日: 2020/04/20メディア: 単行本作家を目指し文芸誌に一度だけ掲載されたことがあるものの、現在は中学教師で、恋人の父親が県会議員であることからその跡を継ぎ政治家になるべくまずは教育委員会入りし・・・という敷かれたレー…

恩田 陸『ドミノin上海』

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ドミノin上海作者:恩田 陸発売日: 2020/02/04メディア: 単行本 前作(ドミノ)の表紙のデザイン、タイトルのフォントとか鮮明に覚えてるし、東京駅を舞台に大量の登場人物たちがそれぞれの目的や事情や思惑でもってすれ違い、そこでちょっとした手違いが起こ…

深木 章子『欺瞞の殺意』

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欺瞞の殺意 (ミステリー・リーグ)作者:章子, 深木発売日: 2020/02/15メディア: 単行本昭和四十一年の夏、とある地方の資産家・楡家で殺人事件が発生する。先代当主の法要の席で毒を飲まされ長女と孫が死に、優秀な弁護士として見込まれ婿養子となり、先代の…

小路 幸也『国道食堂 1st season』

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国道食堂 1st season (文芸書)作者:小路幸也発売日: 2020/01/16メディア: 単行本店主が元プロレスラーなので店内にリングがある国道沿いにある食堂が舞台で、店に集う客や従業員、様々な人間の視点でそれぞれの物語が描かれる群像劇なのですが、それぞれの物…

輪渡 颯介『祟り神 怪談飯屋古狸』

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祟り神 怪談飯屋古狸作者:輪渡 颯介発売日: 2020/02/27メディア: 単行本(ソフトカバー) 皆塵堂シリーズの巳之助が相変わらずの猫馬鹿っぷりでスポット参戦する場面が最大の読みどころで、あとは人間関係含めなにか話しが進展することもなく、シリーズとし…

横関 大『彼女たちの犯罪』

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彼女たちの犯罪作者:横関 大発売日: 2019/10/10メディア: 単行本 ひとりの男がいて、その男に関わり合いを持つ女達がそれぞれの思惑でもってその男を「痛い目に遭わせる」物語。この「痛い目に遭わせる」という表現にするのに暫し悩んだのですが、女達が男に…

中山 七里『帝都地下迷宮』

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帝都地下迷宮作者:中山 七里発売日: 2020/02/19メディア: 単行本 生活保護の相談窓口で働く公務員の男が主人公で、数多ある鉄オタのなかでも“廃駅オタク”である男は仕事で思うところがあり違法行為とわかっていつつ深夜に銀座線萬世橋駅にへと忍び込むが、廃…

吉田 修一『太陽は動かない』

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太陽は動かない (幻冬舎文庫)作者:吉田 修一発売日: 2014/08/05メディア: 文庫 吉田さんの作品を好んで読むようになったのが割と最近なのですが、でもこの作品は「悪人」よりも後に刊行されたもので、であればなぜ私がスルーどころか「鷹野一彦シリーズ」な…

下村 敦史『コープス・ハント』

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コープス・ハント作者:下村 敦史発売日: 2020/01/31メディア: 単行本八人の既婚女性を殺し、美貌の連続殺人犯として注目される浅沼聖悟は、死刑判決を受けた法廷で罪を問われている殺人のうちの1件は自分の犯行ではないと宣言する。犯人たちを知っていて、う…

中山 七里『夜がどれほど暗くても』

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夜がどれほど暗くても作者:中山七里発売日: 2020/03/14メディア: 単行本文春をモデルにした(と誰が読んでも判る)週刊誌で副編集長をやってる男が主人公で、その息子がストーカー殺人を犯し自殺したことにより取材する側からされる側、追及する側からされる…