『銀河の一票』第8話

雨宮と徹の話は同じような経験の有無を問わず誰もがその胸中を想像できるものだったのに対し、今回の日高のり子演じる白鳥光留の事情は特殊というか、救う相手としてニッチすぎて、ここまでのチームあかり各人のそれと比べて感情移入という意味での熱量はさほどなかったかな。
プロデューサーなのか脚本家なのか、どちらにせよ「AIが人間の仕事を奪う」というテーマでもドラマを作りたい(そのテーマで1話作りたい)んだろうなという“裏側の思惑”が見えてしまったし。

でもそこで白鳥光留「ひとり」のための政治(そのための条例を作ることができる)とぶち上げつつ、その横に縦軸である茉莉の父親・星野幹事長にまつわる疑惑を並べる作劇は巧みだし、別に悪くはないしむしろ“それっぽさ”はあるから合ってるとは思うけど、でもなんで風間藍生役が声優なんだろうと、この作品の質感的にこの役に声優が配役されているのはちょっと違和感があるかなと感じてはいたんだけど、今回の話で腑には落ちた。

それはそうと、ガラさんが接触した2人に続いて離党届を提出し星野陣営に加わることを表明した人たちについて「やりすぎでは?」と茉莉がガラさんに言っていて、さらに当選したら風間藍生を「アドバイザー」として迎え入れることになっているとも言ってたってことは、少なくとも風間はチームあかりの戦略として“白山流星に入るはずの票を削る”ために出馬しただけで都知事になる気はないってことなのか。でも離党した5人は本気で風間を担ぐつもりで・・・ってなことならば、複雑というか、選挙ってマジでギャンブルだよな・・・。

で、そんな「ちょっと違う」かなと感じた話のなかでまたもやひなたさんがいい仕事をしなさる!!。
そういや蛍の初登場シーンは息子と合言葉みたいなのを言い合ってて、そのとき「元気!」「勇気!」はいいとして「花よ~咲け~!」ってのはなんなの?とは思ったんだった。
それが蛍の背中を押し、そして白鳥光留が声を取り戻すキッカケとなるとは、ひなたさんマジ泣かせ職人!!。

そんでもって「声」を取り戻しチームあかりに加わる白鳥光留のシーンをあえての「無音」にするところよ。
あの喜びの感情はAIでは表現できない。でもあのときチームあかり事務所にどんな歓声が響いていたのかを視聴者は想像することができる。この瞬間こそが今回描きたかったものなのだろう。

で、流星の秘書アイツやっぱ忍者だろ!?。