2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『スタンドUPスタート』最終話

最後は三ツ星を引責辞任した海兄をトップに据えて、三ツ星というか義知とタイマンさせる話になるんだと、大陽的にはここまで人材投資家としてこれぞと見込んだ人間たちを導き支えてきたのは「そのため」であり、これが「俺のやり方」だという立ち位置になる…

大倉 崇裕『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』

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殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官作者:大倉 崇裕二見書房Amazon文才(物語を作る能力)のあるオタクってめちゃくちゃタチ悪いよなあ・・・ と、「好きなもの」と「ミステリ」を×で繋げる大倉さんの作品を読むたびに思います(超褒めてます)。

『王様戦隊キングオージャー』第4話「殿のオモテなし」

予告に居たのでそうだろうとは思ってましたが、やっぱりヒメノはあのままギラとヤンマ総長とともにトウフ国に拉致られたのか。 ガトリングぶっ放してフンコロガシ怪人を倒し「怪我人は全員城に運んで、私が治療します」と指示を出すヒメノがとても格好良かっ…

似鳥 鶏『名探偵外来 泌尿器科医の事件簿』

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名探偵外来 泌尿器科医の事件簿作者:似鳥 鶏光文社Amazonタイトル通り泌尿器科の外来診察に来た患者が訴える症状の背景に「何があるのか」を、泌尿器科医と個性豊かな病院スタッフたちと解明する連作短編集です。 いきなり「チンコ」が連発されるのでゴリゴ…

『罠の戦争』最終話

鶴巻と比べて総理があらゆる意味で“弱かった”せいかアッサリ終わってしまった感は否めませんが(あとまあ「また配信か」とは思ったよね。時代性といえばそれまでだけど、暴露の手段が配信だと「またか」となるのは否めない。前クールのエルピスがそこに工夫…

ミュージカル『ジキル&ハイド』@東京国際フォーラム ホールC

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演目に興味はあるのでいつか観たい次は観ようと思い続け一度も見ずに今日まできてしまったんですが、石丸幹二さんが今回公演をもってファイナルとのことで「次はない!」となり、ついに石丸ジキルを拝見することができました。 柿澤勇人さんのジキルも観たか…

『どうする家康』第12話「氏真」

今のところ、この作品で評価できることのひとつが溝端淳平演じる今川氏真なので今回が「ダメ」ならさすがにわたしの心も折れるかもしれないと思っていたわけですが、だいじょうぶ!折れてません!。あれだけ正信に言われたのにまたもや私情100%で戦やってる…

誉田 哲也『妖の絆』

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妖の絆作者:誉田 哲也文藝春秋Amazon「妖シリーズ エピソードゼロ」と帯にあるように、紅鈴と欣治が出会い「血分け」をする物語です。舞台となるのは江戸時代。紅鈴(と欣治)がどれほど長い年月を生きているのかということは“情報”として理解していたけど、…

『王様戦隊キングオージャー』第3話「我がままを捧ぐ」

てっきり4人の王様それぞれのメイン回が終了し、もろもろの説明がおわったところで満を持してのOPお披露目となると思ってたんで、物語の流れ的には中途半端な3話でOPが流れたことに驚きつつ(まあパイロット版が終わったからだろうことはわかるけど)、子供…

『女神の教室~リーガル青春白書~』最終話

風見とその妹について台詞のなかででも何らかのフォローがあればとは思ってたけどやっぱりなにもなかったよね・・・。 マモの横溝くんも風見のことを知ってるわけだし同期三人で飲んでるシーンで触れることはできたと思うけど、学生たちにとっては「終わった…

『スタンドUPスタート』第9.10話

最終回かと思ったらあと1話あるのか。 これ(朝ドラで知名度を上げるであろう)(思ったのと違う方向に上がっちゃったわけだけど・・・)「竜星涼の初主演」のための企画だと9話までは思ってたけど(そのつもりで見てたけど)、むしろ反町隆史の悪役ありきで…

『罠の戦争』第10話

もはや復讐そっちのけで権力に囚われてしまっているんだろうなとは思ってたけど、弱い者を救える力が欲しいと言いつつ(それを理由にしながら)鶴巻の弱みを握ることしか頭になく陳情は秘書に丸投げって、「弱い者の味方」イメージで活動してるだけに犬飼よ…

『どうする家康』第11話「信玄との密約」

まさか回想ですら連龍と田鶴がどんな夫婦だったかを描かないとは思わなかった。 それどころか城に籠城して抵抗し続ける理由が「私の夫も瀬名の夫も今川を裏切った。許さん」って、なにこのイカレ女。ここまでの田鶴には「関口一家が逃げようとしてることをチ…

『大病院占拠』最終話

大切な存在へのメッセージ動画をバックにSATと撃ちあい一人また一人と「確保ォ!」されていく鬼たちの絶叫にフフッとなりつつ(地獄で会いましょうとかキメッキメで言ってるから全員自爆なり自分で自分の頭吹っ飛ばすなりするのかと思ってたのに離せー!と喚…

『100万回言えばよかった』最終話

直木と魚住の「別れ」はよかった。 直木と悠依が二人並んでイチャついてるのを「ずーっと見ていたい」という魚住を「ずーーーーーっと見ていたい」と思うほど、この松山ケンイチは良かった。 どちらかといえば癖強キャラを演じることが多いであろう松ケンだ…

『忍者に結婚は難しい』最終話

終盤(宇良くんの正体が判明して以降)はドラマとしてまあ面白かったんだけど、自分が殺っときながら悟郎への恋愛感情を理由に蛍に罪を着せた挙句殺そうとしたわけだから自業自得とはいえさすがに小夜が哀れすぎてなあ・・・。 ていうか、「風富家」が伊賀の…

『リバーサルオーケストラ』最終話

これぞ大・団・円!!! なにからなにまでかんっぺきな最終回にスタンディングオベーションをおくります!!!なにからなにまで完璧だとは言ったものの、欲を言えば高階のカルメンはもっとしっかり聞きたかったし見たかった。 でもこれは常葉朝陽と谷岡初音…

『大奥』「八代将軍吉宗・水野祐之進編(10)」

これ「八代将軍吉宗・加納久通あと杉下編」とするべきではないか。 と思わずにはいられないほど、信様を将軍にするために自分がなにをしたかを語る久通(とそれを静かに聞く吉宗)がすばらしかった。 将軍にさせられた家光と、将軍として生きる綱吉の苦しみ…

『王様戦隊キングオージャー』第2話「誰がための王」

中世ヨーロッパ感があるシュゴッダムに対して「国王と国民がハッキング勝負」するンコソパって、「国」どころか「時代」が違いすぎないか?と思わなくはないけども(そして早くも知ってる場所が登場w)、ギラがヤンマ総長のこともンコソパのことも全く知ら…

『罠の戦争』第9話

今の鷲津は息子の復讐から鶴巻を幹事長の座から引きずり下ろす(権力を奪う)ことに目的が変わってしまってる状態であることは理解してたけど、悪徳政治家ムーブのスピードがあまりにも速すぎてついていけなくなってきた。これまでの作劇だとパワハラ記事へ…

『女神の教室~リーガル青春白書~』第10話

前回の感想で“これで「風見さんを救うにはどうしたらいいかみんなで考えてみよう」と授業の題材にしたらある意味あっぱれだけど”と書いたんですが、課題としてではなく学生たちが自主的に、ではありましたがマジでその通りになって笑うしかなかったです。な…

『どうする家康』第10話「側室をどうする!」

わたしそこまで大河ドラマを見てるわけじゃないんだけど、わたしがこれまで見た全ての大河ドラマの「1話」としてもっとも「どうでもいい話(回)」でした。 でもわたしはもうこの作品を大河ドラマだと思って見てはいないので、母と正室によるドタバタ側室オ…

『ブラッシュアップライフ』最終話

前回の、麻美とまりりんがなっちとみーぽんに一緒にお茶しないか?と誘い、二人がそれを快くOKしてくれて4人でおしゃべりできたことが「何度もやり直した人生のなかで一番楽しい時間だったと思う」ってのがものすごいカタルシスだったんだけど、そのぽかぽか…

『Get Ready!』最終話

自分が逮捕される代わりにエースたちのことは見逃す=患者のオペをやらせてやってくれというのが今回のジョーカーの「交渉」内容であり、それはジョーカーとしての「役割」であるわけだしなによりまあ・・・言いだしっぺだしね、副総監自ら仮面ドクターズの…

織守 きょうや『悲鳴だけ聞こえない』

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悲鳴だけ聞こえない作者:織守きょうや双葉社Amazon新人弁護士の木村が主人公で、敏腕上司の高塚とともに謎を含んだ依頼を解決するリーガルミステリ短編集です。 って、これ前に2作刊行されてるシリーズ作品とのことなんですが、そうとは知らずにいきなりこの…

『大病院占拠』第9話

レベル4のウイルスを研究する施設の建築には住民が反対するからと秘密裡に総合病院の地下に研究施設を作ったことは大問題だし、研究員たちに過酷な労働を強いてたことも問題ではあるんだけどさ、誤って研究試料をぶちまけちゃったとしてそれが「ウイルス」で…

『100万回言えばよかった』第9話

ファンタジー幽霊ドラマだと思って見てはいるし、「静電気」の前フリ説明描写もしっかりあったんだけどさ、直木が英介に雷落としたのにはさすがにどう反応すればいいのか考えちゃったよねw。幽霊パワーおそるべしw(思いっきり直撃したように見えたから「…

『忍者に結婚は難しい』第10話

いくらなんでも「伊賀」を悪く描きすぎじゃないか?と思ってたんだけど、「伊賀」が悪いのではなく「風富家」が「悪」ということにするのか。 その良し悪しはさておき、議員が殺されたことよりも蛍たちの母が報復として伊賀に殺されたことのほうが(ドラマと…

『スタンドUPスタート』第8話

メインは戸次重幸演じる高島の実直な人間性(+高島がそういう人間であることを大海がちゃんと解ってること)を描くことなんで、今回のスタンドアップはまあおまけみたいなものだったのでしょうが、いつもにもまして描写が浅い(どころかそこにさしたる物語…

ジェフリー・ディーヴァー『真夜中の密室』

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真夜中の密室作者:ジェフリー・ディーヴァー文藝春秋Amazon高度なセキュリティに守られる鍵のかかった部屋に侵入し住人の女性に恐怖を与える<ロックスミス>が今回の「敵」なんですが、ウォッチメーカーと並べて語る(そう作中で語られている)のは納得いか…