『女神の教室~リーガル青春白書~』第10話

前回の感想で“これで「風見さんを救うにはどうしたらいいかみんなで考えてみよう」と授業の題材にしたらある意味あっぱれだけど”と書いたんですが、課題としてではなく学生たちが自主的に、ではありましたがマジでその通りになって笑うしかなかったです。

なんで検察の取り調べ(ではなかったかもしれない。いくらなんでもそんな場に学生が同席することを許されるわけがないし)を学生がゾロゾロ見学させてもらえるどころか容疑者と対話させてもらえてんのよ。「許可」とりましたって言えばいいってもんじゃないだろうだし、塾講師を襲おうとして藍井を刺しちゃった件だけなら学生たちの法律家の卵としての「説得」を風見が受け入れ「自白」するという展開を受け入れられなくはないけど、津山を殺っちゃってる時点で学生の青臭い正論なんざ通用しないでしょうよ。

しかもさ、その津山の件に関しては風見は完全に巻き込まれただけだからね。津山の性格を理解できずにやり方を間違えたことで自分にも恨みを向けられた挙句に殺す羽目になっちゃったという風見の自爆だとしても、元は雫のせいだし学生のためを思ってのことだったのに、その雫と学生たちに説教されて「自殺」で片付いてた津山の件も自白することになっちゃったとか気持ち的に納得いかないわー。そのあと「私、裁判官になる!」とか言い合ってて風見がまるで踏み台扱いだし。

今回で終わりかと思ったら「卒業後」を描く最終回があるらしいけど、そこで風見の妹が(風見の件もあって)立ち直りつつあるとかなんらかのフォローがあればいいけど、まあないだろうな・・・。