『どうする家康』第10話「側室をどうする!」

わたしそこまで大河ドラマを見てるわけじゃないんだけど、わたしがこれまで見た全ての大河ドラマの「1話」としてもっとも「どうでもいい話(回)」でした。
でもわたしはもうこの作品を大河ドラマだと思って見てはいないので、母と正室によるドタバタ側室オーディションからの推挙した側室が子供を一人産んだところで側室辞めさせてくれと殿に直談判する時代劇があってもいいんじゃないの?ってなもんだけど、そんなクソ話に紛れて氏真が飯尾連龍を殺す話をやるから腹立たしいんだよ。

お葉の話よりも田鶴と連龍の話のほうが重要だろうとは言わないよ。お葉の話だって大事だと判断したからこれほど尺使って描いたんだろうからそこは別にいいと思う。でもこの先のことを考えるとどう考えても田鶴と連龍の描写はこれじゃあ足りない。到底足りないでしょ。
これまでの傾向からして引間城の戦いのなかで回想として描くのだろうと予想はしますが、なんでそんな構成になったかといえば側室コントをやったからという、ここがもう一度言うけど腹立たしい。相変わらず溝端氏真はすこぶる良いだけに。

そして衆道・男色ならともかくこの時代で「女性同士」の恋愛感情を描くことをどう考えているのか、鎌倉殿の実朝のように“そういう説もある”というわけでもないのに、命として側室という役割を与えられ、触られると吐きそうなのに耐えて子供を産むまで堪え続けた「女」をどんなつもりで描いたのかは知りたい。