前回の、麻美とまりりんがなっちとみーぽんに一緒にお茶しないか?と誘い、二人がそれを快くOKしてくれて4人でおしゃべりできたことが「何度もやり直した人生のなかで一番楽しい時間だったと思う」ってのがものすごいカタルシスだったんだけど、そのぽかぽかした余韻のまんま終わった最終回でした。
この期に及んで浅野忠信!?と、どちらかといえば楽しみというより怖さのようなものを感じていたわけですが、まさかの「タイムリーパー」おじさんってだけだとはwww。確かにこのドラマの世界観で「タイムリーパー」は恥ずかしいww。
なっちとみーぽんとまりりんを喪った麻美がひとり茫然と佇んでいたトンネルを、同窓会以来のオールでカラオケを楽しんだ帰りに笑いながらぶらぶら並んであるくアラフォーの4人はまあ・・・・・・エモかったですわ。
いくら地元が好きだからといって、いくら目的を達したからといって、幼少期からものすごい準備と努力をして手にした「パイロット」という職をあっさり捨てて、まりりんは保育士で麻美は市役所勤めと結局「元に戻る」選択をしたのはさすがにドラマ的展開が過ぎるかなーとは思うんだけど(それどころか二人ともイカれてね!?とすら)、特にまりりんは友達を助けるための人生を何度もやり直した(そのために、そのたびに自分も死んだ)末に「本来の自分」に戻れたんだなってことで、その先に4人一緒にホームに入ってドラマの話をして、そして4人揃って鳩に生まれ変わったのかもしれない・・・という「仲良し4人組」の物語として最高のハッピーエンドがあったということで納得&満足です。
と同時に現実には人生をやり直すことなどできないわけで、今の人生を死ぬまで生きるしかないんだよな(かといってもう一度0歳児から人生やり直すのも面倒臭い)・・・とやや絶望もしたんだけど。
そんなわたしの人生においてこのドラマは毎週1時間の「愉しみ」を与えてくれました。
わたしにとって連続ドラマとはそういう存在だし、これぐらいの愉しみがあればなんとか生きていける。