ここまで麻美の「やり直し人生」をある意味ダラダラと描いてきたのは、その裏で友人の命を救うために必死で努力するまりりんの人生があったとするためのことだったとようやく判明したわけですが、麻美以外の「人生やり直してる人」が出てきたことでいろいろと辻褄が合わなくなってきたような。
その際たるものが本来はまりりんも含めて「4人組」だったことを麻美が覚えていないってことだよな。
それはまりりんの「1周目」であることは解るけど、麻美の「1周目」は初回のあれこれってことなの?。
てことは麻美の「1周目」はまりりんにとっての「2周目」で、まりりん以外のやり直してない人間はまりりんが人生を変えたことによる「変化」、例えば4人組だったものは最初から3人組だったとして人生が構築されていくってことなのか?。
だとしたら麻美にとっての「1周目」、仲良し4人組として人生を過ごしなっちとみーぽんが死んでしまったあと60過ぎまで生きたという麻美のその人生はどうなるの?。
この感じだとなっちとみーぽんは人生をやり直すことを選ばなかった(もしくは二人にはやり直しの選択肢がなかったか、選べることを知らずに言われるがままの「来世」を受け入れた)ということになると思うんだけど、麻美もまた麻美にとっての「1周目」を終えた時点でやり直すことを選ばず別の人生に進んでて、だからわたしが初回から『主人公として見てきた麻美』は『まりりんの2周目の人生に登場する麻美』ってことなの?。なんか微妙に納得いかない気がするんだけど。
とはいえ、3周目ではウニだったのに4周目では人間として生まれ変われる理由はわからないけど(研究医として論文を発表したという「違い」ぐらいで「積んだ徳の量」にそこまで大きな差が出るとは思えないし)、でもそのために百年以上人生をやり直してきたというのにようやく提示された「人間への道」を選ばず「なっちとみーぽんとまりりんを救うため」に最後の人生やり直しに進む麻美はたいへんドラマティックであった。
と思ったのに「みやおかさんはきこんしゃ」の刷り込みやめろwww。
で、ラスト1回となる麻美の5周目の人生は『友達を救う』ための人生となるわけだけど、この5周目の人生に登場するまりりんはどういう扱いになるんだろう。
4周目の麻美にはカフェでようやくお互いが人生をやり直ししてる同士だと明かし合ったという記憶があるわけで、5周目で出会うまりりんにもその記憶があるってことになるのか?。
それはまあなんとなくわかるとして、飛行機事故で死んだまりりんもまた6周目を(4周目を終えた麻美より先に)やり直してるんだとしたら、まりりんの6周目にも5周目の記憶を持った麻美が登場してるってことになろうわけで、三浦透子演じる8周目という猛者の存在も明らかになったことだし、文字通り『(やり直ししてる)人の数だけ人生(パラレル)がある』ってことか。
とまあ頭こんがらかってますが、一番気になるのは松坂桃李の出番まだあります??ってことなんだけど。