『ブラッシュアップライフ』第4話

ドラマ好きとして「AP目線でのドラマ作りの裏側」は面白かったけど(塚地の入りシーンの謎感動演出クッソ笑ったw)、『3周目』としては特に面白味はなかったかなー。
2周目との大きな違いとして生活圏が変わったということがあって、でもミタコングの痴漢冤罪は阻止したいから苦心してドラマ撮影を「巻く」のは結構だけど(繰り返すけどそれ自体はドラマ好きとして面白かった)、『徳を積む』ことに対して『2周目と同じこと』をしても意味ないと思うのよ。

いや意味なくはないんだろうよ?1周目で積んだ徳が5だとして(それでアリクイ)、2周目で積んだ徳が10だとして(それでサバ)、今度こそ人間に生まれ変わるために徳を20積むつもりだとしてその内訳は2周目の10プラス10だと考えているならばミタコングの件で徳の取りこぼしは避けたいだろうから意味はあるんだろうけど(でも2周目は実際に冤罪を阻止したことで「感謝」されたから徳を積めたとして、3周目は冤罪自体を未然に防いだことで「感謝」されることはなかったわけだから徳を積むことはできなかったのではないか?。麻美自身はそれぞれの人生で積んだ徳の総量を知ることはできなくていいと思うんだけど、対視聴者としてはなんらかの形で現在どれほど徳を積めているのかを見せたほうがいいような気がしてきた)、「ミタコングを助けました(2回目)」を見せられてもそんなに面白くないなーというのが正直なところ。次回は「玲奈ちゃんの不倫を止める(2回目)」みたいだし。

ていうか2周目と3周目の「違い」と言えば元カレ・松坂桃李と付き合ったことだろうに、描写の濃度として松坂桃李との付き合い(2回目だけど視聴者目線としては初めて)<ミタコングの冤罪阻止(2回目)ってのは作劇としてどうなんよ?とは思うかな。
必死で時間をやりくりして大勢の人間を動かしドラマ撮影現場という大きなものを意のままに操り(それは90年近い人生における経験値のなせる業であり)冤罪を阻止した“ついで”に実家に戻って父親にプレゼントを渡したあと、1周目にも2周目にもなかった「東京へ戻る麻美を送るべく家族でドライブ」という『時間』を持てたこと、これこそが今回の『肝』であったわけで(そしてそれは親孝行という「徳」だろう)、ミタコングの一件はそのために必要な踏み台だってことは解ってるし、元カレは何度やり直そうがあくまでも「元カレ」でしかない(その程度の存在でしかない)(今のところは)ってことでもあるのだろうってこともわかってるんだけど、なにが言いたいかというと松坂桃李の出番これだけとかやめてよね?ってこと。


ていうか管理人のバカリズムは「人生のうちに何度か死にやすい時期ってのがあって、麻美の場合は30代に集中してる」ってなことを言ってたよね?。
麻美は「最初に死んだ33歳の「あの日」の前後」に注意をすればいいと思ってそうだけど、2周目でのミタコング事件→玲奈ちゃん事件ってそんなに期間が開いてなかった認識なんで、つまり今麻美は「死にやすい時期」なんじゃないか?と思うわけで、
家族で仲良くドライブ→両親と妹は助かったけど麻美は死にました
ってことになるんじゃないかとそこそこ本気で予想してたわ。無事でよかった。