『仮面ライダーリバイス』第4話「足りない愛情!アブナイ悪魔誕生!」

人間だれしも悪魔を宿していて、普通(の人間)はギフジュニア=雑魚兵を生むのがせいぜいだけど中にはデッドマンを生み出す者もいて、さらに生み出したデッドマンと上級契約を結ぶと「ギフテッド」になれると。そしてギフテッドとはギフ様復活のための生贄となる存在で、合計6体が必要だってなことがサラッと明かされましたが、それを明かしたフリオとオルテカこそがそのギフテッド、つまりギフ様の生贄だとは驚いた。アギレラ様があんな感じなんで悪魔崇拝ウェーイ!的なノリなのかと思ってたけど、ギフ様に対する生贄である自覚と誇りはバリバリあるみたいで、え?もしかしてこのひとらマジキチなの・・・?って。
そして「一輝の幼馴染で初恋の相手」である彩夏がそのギフテッドになってしまうというハードな話を4話ですんのかよ!!???とさらに驚いたものの、ライダーキックで救えてしまってぽかーん。上級契約を結んだらもう元には戻れないって言ったのに・・・・・・。ライダーキックが訂正印のようなもの(それにより契約内容が上書きされる)という解釈にはなんか納得できちゃったけど。

救えてしまったとはいえ彩夏の心身が元通りになることはないのかもしれないし、身体は元に戻ったとしても家族の関係、特に殺されそうになった妹との関係が修復できるとは思えず、むしろ本当の地獄はこれからだという見方もできるんで充分に重い話だっただろと言われたらそれは否定しませんが、これからデッドマンズの幹部になってしまった彩夏と戦うことになるのかーと、その先に「ギフ様復活のための生贄」になるという展開もあるのかーと、敵幹部とそんなにもどっぷりドロドロした関係性を4話にして築くことになるとか今年はスゲー作品になるかも!とまで一気に昇りつめてしまったので、あ、助かっちゃうんだ・・・?というガッカリ感は否めず。
ゲストである母娘の話と主人公兄弟の話がリンクする作劇があって、やっぱり闇落ちすんのかと思った大二がなんだかんだで兄ちゃんと仲直りしたのはよかったけど(風呂シーンないんかい!ないんかい!!(二度言う))。

大二と和解し正式にフェニックスと契約して「仮面ライダー」になった途端、写真から一輝の姿が消えたのは「人間ではなくなった」からかな。
もっと言うと悪魔は写真に写らないっていうから、正式契約をもって悪魔と一体化したってなところか。
でもあのカット割りからしてそのことを大二は知らないのだろう。どんなタイミング、どんな流れで大二がそれを知ることになるのだろうか。

そしてそんな大事なことを大二に言わずにいる開発者・ジョージ狩崎がムッキムキのバッキバキ。
寝食を忘れて開発に没頭するマッドドクターだとばかり思っていたので、懸垂などという行為がこの人のなかにあるだなんて・・・とちょっとした裏切られ気分になりかけましたが、でもライダーのフィギュア並べた横での筋トレだし、仮面ライダーにあこがれてシックスパックになるべく筋トレしてるのだとしたらジョージさんの「仮面ライダーオタク」としての方向性を脳内修正する必要があるな。