『仮面ライダーリバイス』第1話「家族!契約!悪魔ささやく!」

セイバーの特別編で見たときはノリ的に厳しいな・・・という印象だったけど、『リバイス』として見ればぜんぜん大丈夫だった!!
まあバイスのメタ目線でのカメラアピールとか、LINE演出はどちらかと言えば好きじゃないけど、仮面ライダーとは無関係だった主人公が『変身』するための流れ、心情描写がドストレートかつ理解できまくりのソレで、『敵』が襲ってくる理由、敵組織とライダー(システムを作った側)の関係性含めこれ以上なく『わかりやすい』初回だもんで見ているだけでわかることに感動しそうになったよね・・・。

ていうか、家族の真ん前で変身する仮面ライダーって珍しくない?。それどころかこの任命式ってテレビ中継されてたわけで、デットマンズが襲ってきて以降はどこまで中継が続いてたのかわからんけどあの場のいた人たちには、なにより主人公の家族と銭湯の常連客たちには主人公が「仮面ライダー」であることを初回から認知させるってのは設定として新しい気がする。

でもこれ本来であればライダーシステムの装着者として選ばれていて、フェニックスの隊員としてプロの戦闘員として訓練を受けてきたのであろう弟にとっては複雑であろうわけで、主人公がすんなり仮面ライダーとして活動するってわけにはいかないのでは・・・?と(主に弟のメンタル面が)不安に思いかけたところで「一緒に戦おう兄ちゃん!」ってなことを予告で言ってたもんでやや拍子抜け。
でもでも弟もライダーになるならば、初回のコレを経ての「弟の悪魔」はバイスとは方向性の違う「ヤバイヤツ」になりそうだし(そういう意味では「母親を食べようとした悪魔」が自らの内に居る主人公ってのもかなり攻めてる設定よね)、誰が悪魔の声をやるのかと併せて先が楽しみ!。


初回の印象としては、人はみな「悪魔」を内包していて、怪人は契約によりその悪魔が解放?されたもので、悪魔を怪人化できるのは“素質のある者”でありそれ以外は雑魚戦闘員レベルの悪魔にしかならなかったり、契約した人間が死ねば悪魔も死ぬという設定のようで、作品の根底には間違いなくダークなものがあると思うのだけど、土台がダークなぶんうわものはカラっとスカッとってな感じかな。


ところでこれ時代設定は「現代」ってことでいいんだよね?。
プロサッカー選手を目指していたもののなにがしかの理由があって「銭湯を守る」ために夢を捨てたってな主人公の設定のようですが(それなのに父親がユーチューバーって・・・)(でも戸次だとなんか納得w)、その主人公があこがれるサッカー選手がキングカズだってのはいつの時代だよ?という気はする。そこにちゃんと意味があったりするのかな。
まあライダー「キック」の能力が高いという設定の補強として キック力→サッカー選手→フォワード→カズ ってだけな気もするけどw、それでも小説家なのに剣で戦うよりはよっぽど説得力があるよね。


なんにせよ、本気で仮面ライダー視聴を卒業せねばならないかと思ってたもんで今年も1年間見続けられそうな初回であったことが心底うれしいです。
息子に家業?を継がせてユーチューバーやってる父親に戸次もだけど銭湯の常連客なんてところに戦隊経験者である矢柴さんを配役してるということは、「父親」「常連客」だけでない役割が必ずあるのでしょうからドラマとしても楽しみだし、なんちゃって伊勢谷友介みたいなジョージさんにはいろいろと期待しかない!。