- 作者: 竹吉優輔
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/09/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で、これ映像化しよう!!。今すぐしよう!!。リーダーであるナギ以下子供たちはそれぞれテンプレキャラなんだけど、でも単なるテンプレキャラじゃない、テンプレでありながら“そういう人間”であることに意味があり、その性格であり性質がちゃんと“計画”に必要なものとして組み込まれてるんですよね。それは当然そのつもりで作者がキャラクターを作り物語を紡いでいるからなんだけど、でもナギが何年もかけて練り上げた計画だから、仲間のことをしっかり見てるナギが立てた計画だからだと、そう思えるだけの説得力がある。決してご都合キャラであり展開ではないのです。そんな子供たちと関わる大人たちも悩み苦しんでて、いい大人でも悪い大人でもない、一人の人間として存在してるんですよね。とにかく(主要)登場人物がみんな必死で胸が苦しくなるほどに愚直。その愚直さがとても魅力的なのです。
ナギが立てた“本当の計画”。それが明らかになった瞬間の・・・なんだろうなぁ?愚かで哀れで痛くて切ない感じ・・・には胸が詰まりました。なんでそこまでしなくちゃならないんだろうって。なんでそんなにしっかりした計画立ててんだよって。
そんなナギが戻ってきたラストシーンは映像として浮かんでしまって泣かずにはいられませんでした。ヒカル不器用イイ奴すぎんだろ!。
もう一度言います。これ映像化しよう!!ナギは本郷奏多くんで!!モトオは中川大志くんで!!(年齢合わないけど奏多くんならできるって!)。