『境界線上のホライゾン』第9話「高嶺の花」

わたしアニメに対しては結構本気で向き合ってるつもりなんですが(さりげなくダメ人間発言な気がしなくもないですがスルーでお願いします)、それでもこんなに緊張しながらOAを迎えた記憶はこれまで一度もありません。だって原作者(とスタッフ)の気合が恐ろしいまでに伝わってくるんですもの。
で、その結果はというと、この回だけでアニメ化した甲斐と価値があったと思う。もう文句なし!!!!!完璧と言えるよこれは。そりゃ欲を言えば見たかったシーン聞きたかった遣り取り全部が入ってるわけじゃないけど、それでも“これだけは”ってところは全て入ってたし、ていうかもう諦めてたネイトの騎士宣言をここで入れてくるとか!おまけにトーリの言葉を聞く義頼さん(あのイケメンに犬耳風ヘアスタイル凄まじすぎるw)まで入れてくれちゃうとか!!!!!これはもうサンライズ最高!サンライズは神様ですと言うしか!!!。ノブタンの「現役でありたかったよな」も拾ってくれたし、ミリアムの「頑張れ皆、待ってるから」に加えアニメオリジナルである先生の「がんばれ、がんばれ」再びにはグッときたし、幼いトーリの「俺は王様になる」からの
「んじゃ、行こーぜ皆、―――頼りにしてるぜぇ?」
「Jud.!」
で原作のあの6ページぶち抜き絵の特殊EDにになだれ込んだのにはもうブワッと鳥肌立てながらダダ泣き。見終わったあと暫く完全に放心状態だった。なにこの恐ろしいまでの余韻。沸き立つ興奮。こっから主人公たちの戦いが始まるんだぜ!?今回のEDが云わば始まりの瞬間なんだぜ!?どんだけ前フリ長いんだってのな!最高すぎんだろ。わたしこの原作とアニメに出会えてよかった。ほんとうによかった・゚・(つД`)・゚・
だがしかし左から三人なにかがおかしい(笑)。絶対的になにかがおかしいです(笑)。これだけ詰め詰めなところをさらに詰めた作りであるにも関わらず「ならばここは吾輩が(キラン☆)」「フフフ、腕が鳴るな(キラーン☆)」と二度もネンジ君の見せ場ぶっこんでくるあたり解りすぎててマジつれえ!!。じゃあ・・・とネシンバラに目線送られて超イイ笑顔でビシっとペルソナ君を指すイトケンマジ紳士すぎて超つれえ!!。
メインの高嶺舞は原作読んでもとにかくエロくて淫乱な賢姉に対し愚直に突き刺す脳筋二代ってぐらいで正直具体的なイメージは全くもてなかったんだけど、なんかもう凄かったの一言です。姉ちゃんの凄さをまざまざと思い知らされたって感じ。「変」も極めると崇め奉る対象になるよね。畳2枚を駄目にしながら原作者が実際に高嶺舞を踊った映像が元になっている・・・という恐ろしい事実も含めて(笑)。姉ちゃんの戦いを見てるトーリ、いい顔してたなー。
はぁ〜っ、なんかもう最高すぎて怖い。ここから先見所しかないとか本気で怖い。