『仮面ライダードライブ』第4話「誇り高き追跡者はなにを思うのか」

だからさ、バトル中に「そんなに無口だとデート中間がもたないだろう」とか言わせない方がいいと思うんだけど。この主人公にそういうイメージ皆無じゃん?。確か食堂で婦警に声掛けられてたから人気はあるのかもしれないけど、でもじゃあ一緒に食べようってな方向にはいかなさそうだよね。特に女性に優しい素振りも見せないし、そっち方面疎そうってか興味ないって感じすらあるのにエスコートだのデートだの言われてもほんと違和感でしかないのになぁ。戦闘中の軽口=ギア入ってる状態ってことだとしても、そこで出るのが女絡みの軽口って泊進ノ介というキャラにも竹内涼真という役者にも合ってないと思うんだけど。
でもそれよりもっと違和感だったのが霧子の「私の笑顔が消えた」って台詞な。いくらなんでも不自然すぎるだろ。自分に対して「笑顔」って使うか?。言うとするならば「私は笑うことができなくなった(笑えなくなった)」だろう。
ていうか2話だっけ?霧子がちょっと笑ったのを「今笑った?」って突っ込む進ノ介ってのがあった記憶があるんだけど、ここでこういう話をやる予定であるならばここまで一切笑わせずにいたほうがよかったんじゃないか?。
まぁこれ子供番組なわけで、ヒロインが4話まで全く笑わないと子供の中で“怖いお姉ちゃん”というイメージになってしまうかもしれないけどさ。
てかグローバルフリーズ時にとてつもない恐怖を体験したことで笑顔が消えた→宿敵を倒してトラウマ克服ってんならもう「笑ってません」って言う必要なくない?。意識的に笑わないようにしてたわけじゃないんだから、これからはもう普通に笑っていいわけじゃん?。今後も笑わないキャラでいくのならばその説明は必要だよね。
そしてこれが一番引っ掛かったんだけど、「お前は俺が裁く!」って発言ですよ。刑事は犯人を逮捕するのが職務であり、犯人(犯罪)を裁くのは法でなければならないよね?。だからこれ刑事としては絶対に言ってはならない台詞だよね?。刑事(警察)は犯人を裁けないからこそ裏で制裁を加える作品があるわけでさ、つまりこれもそういうことなのか?。ロイミュード絡みの犯罪は証拠等が曖昧すぎて裁判で使えないとか、そもそも追田さんを筆頭にどんより現象すら“認めていない”人間が警察内でも少なくないからこそ特状課がこんなメンツ&免許試験所の片隅なんぞにあるんだろうから、現在の司法制度では裁くことができないってんでの「俺が裁く」なのか?。
と思いきや「仮面ライダーだからです」って、じゃあ今のお前らは警察官という立場で動いてるわけじゃないのか???(ていうか『仮面ライダー』って敵であるロイミュードが勝手に、一方的に名づけた(ロイミュード間でそう呼んでる)だけなのに、その敵に向かって「この人が仮面ライダーだからです」ってなんかちょっと・・・おかしくないか?w)。
でも霧子と霧子が抱えてる画の中にいる女性を守り庇いながら戦ってたのは「俺も一応警察官なんでね」なんですよね・・・・・・。
そんで本物の浅矢一広も実は他の被害者と同じように画の中に閉じ込められてて、進ノ介がロイミュードを倒したことで解放された・・・のはいいけど、追田さんたちにとっては解放された浅矢一広こそがロイミュードが成り代わってた浅矢一広なわけで、『警察は』この事件にどう始末をつけたのか、解放された女性たちはアトリエで浅矢と弟子の会話なんかを画の中から見聞きしてたんだろうから当然それを警察に言うだろ?そしたら本物浅矢は確実に逮捕されるよね?。でも進ノ介と霧子は本物浅矢もまた被害者であることを知ってる。じゃあどうすんだ?って話じゃない?。報告書から逃げてる場合じゃねーだろよ。そこで上手いこと誤魔化して救ってやれよと。主人公に警察官を名乗らせるんならそこまで描かなきゃダメだと思うんだけどなぁ。
まぁ子供はそんなことどーでもいいだろうけどw。
それからシフトカーの間にも友情関係があって(元が同じだと考えるとシフトカーの「友情」とロイミュードの「友情(友達)」ってのは感覚としては同じようなものなのだろうか)(ていうかシフトカー間の相関図くださいw)、ベガスとディメンションキャブの現在が進ノ介と早瀬の関係性とダブってるってのは、それを知った進ノ介が雨の中一人(一台)で張り込みしてるベガスに傘をさしかけてあげるシーンのほのぼのさと相まって(だから進ノ介ってこういうイメージであって女をエスコートとかデートとか言うタイプには見えないよー)なかなかいい設定だなって思ったんだけど、そのあとキャブがふっつーに回復しましたー!ついでに新武器も用意しちゃいましたー!ってなってベガスとキャッキャして、そんで進ノ介の隣でトラウマ回復した霧子が「仮面ライダー」宣言って、つまりベガスの元にキャブが戻ってきたことに対し進ノ介にとっての相棒は霧子だと、そういうことなわけ?。
うーーーーーーーん・・・・・・なんか違うんだよなぁ。早瀬はもう刑事として復帰するのは難しいのだろうし、ベガスとキャブのようにはいかないんだよね?。だから進ノ介が新たな相棒を得ることについては別にいいよ。そしてそれが霧子になるってのも当然の流れ。だけど、あっさりしすぎだと思うの。2話で早瀬のところへ見舞いに行って進ノ介なりに気持ちの整理みたいなものはついたにしても、新たに誰かと相棒(コンビ)関係になるのってやっぱり後ろめたい部分ってあると思うのよ。相棒が相棒でなくなった理由が理由だし。そういう心の動きすっ飛ばして進ノ介と霧子が並んでキメ顔されてもなんか違うってか、なんか進ノ介ドライすぎね??って思っちゃう。
そんでもってやっぱり絶対この描き方違うだろってのが浜謙なんだよー!!。人間をデータ化し特殊カンバスに記録しそれを維持するには大量の電力を必要とすることを突き止めたりんなさんに対し(りんなさんが徹夜してたのはベルトさんに言われてハンドル剣を作ってたと予想。そんで次回裏切ったと見せかけて実はずっと前からベルトさんに協力してましたってなことで晴れて秘密地下ピットに出入りするようになると)、浜謙は「電力調査マニアの友人に調べてもらうよ」ってお前がやれやあああああああああああああああああああああああああああ!!!。
電力調査マニアの友人ってなんだよ(笑)って話でさ、そんな知り合いがいるというその人脈こそが浜謙の“武器”ってことかもしれないけどさー、浜謙自身にそういうの調べて欲しいのよ!それこそBORDERで演じた天才ハッカーのように!。