わたしの記憶にある前回よりセットがシンプルになってたような･･･？
そして思ってたよりも面白かったです。会場の作り（とわたしの席）がよかったからかなぁ？勢いがあって楽しかった。てか滝とか貴ちゃんとか倉貫まーくんとか楽人とか、舞台上にわたしの好きな人ばっか乗ってんだから楽しくないはずがないわよねｗ。
多分、期待以上に楽しかったその最たる理由は秀吉（松浦）役を演じた柳澤貴彦くんの存在だと思います。貴ちゃんやっぱ上手いわ。とかいいながらわたし生貴ちゃんはFROGSとエアギアでしか見たことないんですけど。でもエアギアの湯澤さんと津田さんは別としてあとは同年代の同じようなレベルの中で輝くのは当然っちゃ当然として（強気発言！）、今回のこのキャストの中でもダントツで輝いてたってのはすごいと思った。霊媒師・由井野（上原健太さん。舞台上では眼鏡かけた小太りのキモオタって感じなのにパンフは眼光鋭いイケメン風に映っててワロタｗ。てかこの人リボーンのジャンニーニの声なのね！芸達者だわー）が貴ちゃん演じる松浦に降ろした秀吉の魂を返そうと試みるんだけど、タイミングが合わず術のかけ方が中途半端になっちゃうって設定なのかなぁ？多分ちょっと遊んでるってか面白いからやってる部分もあるんだろうけどｗうまくいかなくて、そのせいで何度も何度も全身が雷にうたれたみたいにビリビリビリビリなっちゃうのねｗ。手足と顔をもうすごい速さでビリビリすんのｗ。その動きのあまりの凄さに会場中がザワザワってしてたし、途中からはほほーーう、この子なかなかいいんじゃないの？って前のめりになる空気にすらなってたもん。ずーっと中腰で秀吉のガニ股スタイルをキープしてるのもすごいし、秀吉としてのセリフ回しも悪くないし、アクションはもうさすがの身軽さだし！！。特に信長と光秀を二人まとめて相手にする場面の殺陣はまさに“秀吉”の殺陣って感じだった。まーくんの信長と荒木くん（スタジオライフのバリイケメン）の光秀が直線的な動きをするのに対してひょいひょいっとそれをかわしながら二人を翻弄するって感じなのね。顔だけでなくｗ動きも猿っぽかった。前回の松浦は佐野くんが演じたこともあって中島兄ともっと対等というか少なくとも敬語は使ってなかったように思うんだけど、貴ちゃんの松浦はちょっと神経質で融通が利かない一つ下の後輩って感じでして、松浦と秀吉のギャップもはっきりキッチリ演じ分けてて貴ちゃんはほんと出来る人だなーと再確認させていただきました。なんかちょっと誇らしい気分ｗ。
楽人はこの舞台の座長であり舞台上でも監督役であるワッシー演じる中島の弟で売れっ子俳優役なのですが、もうすっごい可愛いんだけど、可愛すぎるほど可愛いことは間違いないんだけど、大河に出演が決まってる今をときめく売れっ子俳優･･･には見えませんｗ。いや、今をときめく売れっ子俳優ってのはアリだけど、光秀役として大河に出るとか中島の友達がこぞって「うわすげええええ！中島朋希じゃん！！」って興奮するほどの俳優には正直見えんｗ。だって可愛くて幼すぎるんだもんｗ。あとやはりワッシーと兄弟だとは到底思えん･･････もしかして両親が再婚してお互い連れ子とか･･･？とすら思うわｗ。でも楽人の朋希は好奇心一杯できっと毎日が楽しいんだろうなーって感じさせてくれる子鹿のような少年で、ワッシーの中島兄が栄治さんの中島より落ち着いた感じなのと合ってると思った。お兄ちゃんはこの生意気な弟が可愛くて仕方ないんだろうなーってｗ。そして武将たちを還そうと朋希が光秀たちに向かって「あなたたちがいたからこそ今の僕らがこうやって生きてるんだ」と必死で言うラストシーンは、朋希が前半何も考えてなさそうなゆとり少年のように見えていたからこそ響く言葉なんだなーと思いました。
わたしが見た回は楽人の挨拶があったんだけど、「初舞台で何もわからなくて、みなさんに一から教えてもらいました。今、この場にこうやって立ててすっごい楽しいしすっごい幸せです！明日もあるんで、また来てください☆」ってめちゃめちゃ可愛く言ってました。楽人ってこれが初舞台だったのね！全然知らなかったｗ。
そうそう、楽人と言えば汗ですがｗ、シャツの下に着てる紫のタンクが開始20分ぐらいで既に色変わるほど汗だくだったわｗ。通路が目の前の席だったもんでキャストが何度もすぐ目の前を行ったり来たりするんだけど、楽人が通りすぎるとなんか青い匂いがしましたｗ。うふふふふ。
滝は音声担当の高杉役なので首にヘッドフォンを下げて、ダボダボパンツに赤い柄物パーカーに白タンク、そして前髪をカチューシャで留めて「それって○○じゃね？」と基本語尾アゲ口調のちょっと頭悪いヤンキーみたいな感じの男ｗ。多分演出が想定した高杉はもっと今風のまさにチャラ男って感じだったと思うのですが、そこは昭和時代の男前・滝口幸広ですから（笑）。てか滝ってやっぱ大きいのね･･････一人だけネズ耳が気持ち悪かった冒険者たちの時も思ったんだけどさ、背が高いだけでなくガタイがいいのよ。楽人の3倍ぐらいある感じだったｗ。
そんな滝・高杉には信長の家臣である柴田勝家が降りるのですが、滝の勝家は眉間にシワ寄せて「アァ！？」って凄むオラオラ系でなんか豪胆な人物ってよりもヤクザっぽいのｗ。勝家ってこんなんだっけ？とちょっぴりぼんやりしてしまいましたがｗ、この滝がまるで相馬くん（テレビ東京系「正しい王子のつくり方」より）再びなのよ！！！！！！プロデュース前の相馬くんの何がカッコイイかっつったらオールバックなんだけどね、この滝はオールバックとはいかないもののカチューシャで前髪全部上げてるわけですよ！！やだちょっとカッコイイ＞＜それに気付くまでこの滝イマイチじゃね？（語尾アゲｗ）って思ってんだけど一気にテンソン上がったわーｗ。この舞台の最も可笑しな演出は最終決戦前になぜか憑依されてる人全員が派手な衣装に着替えることなのですがｗ、滝の衣装はゴールドのギラギラした生地で片腕をモロだしにするスタイルなのね！そんで大刀遣いなのね！！！それでオラオラ待てコラアアアアア！って追いかけ回すのね！！！もう全力でキャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン＞＜ですよ。誰か滝口にヤクザ仕事を与えてくださいっ＞＜。
倉貫まーくんはめちゃめちゃカコヨス！！！！！！！！！！通常時は中島兄の勝手な言動に振り回される助監ポジ？なんだけど、ちょっと無理しそうになるとフラーって気絶するしあんまり激しい動きをすると肩の関節すぐ外れちゃう人なのねｗ。そんな大塚と信長のギャップがすごくよかった。一番演じ分けがしやすい役かなーとは思うものの、声の質も表情も全然違うし、なんと言ってもまーくんの信長がほんとカッコイイのよ！！階段に足広げて座りながら「猿め！（ニヤリ）」ってするのとか真正面から何も遮るものがない状態で見たのもあってわたし絶対両目からハート飛び出してたと思うわｗ。でさ、魂は信長なんだけど身体は大塚なわけじゃない？だから中島兄弟を追い詰めて死ねえっ！！って刀振りかぶったところで肩の関節外れちゃうのねｗ。そんで情けない声（大塚ボイス）で肩押えて「いてててて･･･」って言うもんだから中島たちが「大塚っ！？」って呼びかけると「我は信長だー！」ってキレるってのを何度か繰り返すんだけど、この演技の切り替えが面白すぎたｗ。てかこの肩関節もだし蘭丸がよりによってブサイクでムカつく顔（ひどいｗｗｗｗｗ）に降ろされてしまうのとか、なにげに脚本よく練られてるんだなーと改めて感じました。
そのブサイクでありムカつく顔の幸田を演じたのはリボーンでイケメンキャラの山本を演じてらっしゃる井上優さんなのですが、うん･････････まぁ･･････ナイスキャスティングだよね＾＾。金髪ヘアで派手な着物を着て薙刀を振り回す蘭丸はいろんな意味で迫力がありましたｗ。でもその蘭丸と戦うワッシーの町娘姿が更に強烈すぎて全部持ってかれてたのが気の毒すぎるｗｗｗｗｗｗｗ。この二人の戦いは気持ち悪かったわー（笑）。
自主制作映画の主演であり光秀が降りてしまう浜崎役の荒木健太朗くんは↑でも書きましたがバリイケメンな！！正勝っちゃんの浜崎と比べるとものすごくプライドが高そう+ナルシストって感じなんだけどｗ、とにかく見栄えがいいなと。てかパンフの中でリバヒス・スペシャルトークと称して栄治さん＆正勝っちゃんとワッシー＆荒木くんの中島・浜崎対談が載ってるのですが、一人だけ顔の大きさ違いすぎるｗ。そんな荒木くんの光秀と楽人の朋希が言葉をぶつけ合うクライマックスのシーンは今にして思うと世界が違った気がするわ･･･（主に顔面積においてｗ）。
稽古中に怪我をされたという綾川役の富田さんは右足ギブスで松葉杖という痛々しい状態でしたが、そんな姿にも関わらず刀コレクション返せー！と追いかけまわす様は見るからに変人なのでこれはこれでアリかな、と思いました。怪我の功名といったらちょっとあれですが･･･上手くフォローしてたと思います。
べっちんはひたすら「リアル」言われてた印象ｗ。
そしてやはり長谷川哲朗さん演じる川上は美味しすぎるｗ。
ワッシーはなんだかとても座長感がありました。栄治さんの中島よりは控えめな感じだけど、個性的であり我儘で自分勝手な仲間達に対して大きな愛を持って接してるというかね、この人の元に人が集まるのが分かるなーと思いました。栄治さんがカリスマオーラでみんなを引っ張る中島だとしたら、ワッシーは一人ひとりのお尻をホラ頑張るぞって押して進む中島って感じ。今回、終わり方というか後味がすごくよくて、還っていく武将達の言葉が後ろ向きでなく未来を見てるというか･･･それぞれの想いが昇華されたって感じになってるのね。それはワッシーの持つ包容力あってこそなんじゃないかな。
楽しかったです。
