今回は面白かったー!
その理由は明らかで、駆け引きもバトルも信長くんがど真ん中で華麗に活躍したから。
なんだかんだでちゃんと「桶狭間の戦い」になってて、水晶玉のなかで大興奮する柄本明込みで笑ったし、どさくさに紛れて信長くんと黒田くんが背中合わせキメてんのも笑ったw。
こういうんでいいんだよ。とりあえず大人数が「いくぞー!」って相手目掛けて走って突っ込んでいけばいいんだって。
これ別に馬鹿にしてるんじゃなくって、「クローンとして現代によみがえった戦国武将がトップ目指して戦うドラマ」に求めるのは喧嘩祭りであるわけで、両軍がオラアアアアってぶつかり合う(ために駆け出す)のはまさしく「戦(いくさ)」だもん。
濱田岳の黒田官兵衛と駿河太郎の井伊直政を動かしつつ(黒田官兵衛に対して竹中重治=竹中半兵衛をこうも明確に「性根がクズ」として描くかとちょっと驚いた)、「恐怖」で縛る家康軍に対し「信頼の絆」で結ばれる信長軍という対照的な構図を完成させたのは良展開。
前回までは信長くんにカリスマ性を感じることはできなかったけど、黒田と今川を「仲間」にした『信長くんのやり方』にはそれがあった。
ここから武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、豊臣秀吉、そして明智光秀がどう動くのか、さすがにこのクラスの「戦国武将」を用意して「そういう名前だってだけ」という作劇にはしないだろうから史実をどう織り込んでくるのかを含めて期待したい。