『新・信長公記』第4話

夏だし、もっと単純に家康+明智VS信長率いる武将軍団がオラアアアアア!ってやり合うバカドラマでいいんだけど「裏切り者は誰か!?」になっちゃうのか・・・。
もっとどっしり構えてる感じなのかと思いきやノリノリで煽ってくる家康くんと、いよいよ本格的に暗躍しだした黒田くんは両者さすがの「濃さ」なのに対して信長くんがキャラとしてイマイチ弾けてくれないというか、「うつけ」ではなくただの「バカ」っぽく見えるのが勢いが出ない理由なんじゃないかな。

明智光秀に続き今川義元、さらに井伊直政も「裏切り者」=家康側であることが判明し、さらに黒田官兵衛竹中重治が同小でなにがしかの因縁?があるようで、最終的には家康軍VS信長軍という構図になりそうだけど、信長にもっとカリスマ感がないと厳しいかなーと。初回で花吹雪が舞い散るなか踊るように雑魚共を一蹴したような、ああいうわかりやすいカリスマ描写が毎回欲しい。

で、4話まで見てなんとなくわかったんだけど、これ別にそれぞれの武将がもつエピソードとか、他武将との(史実としての)関係性とか、そういうものを「高校生として一所に集められた」という設定のなかにパロディ的に落とし込むようなドラマじゃないんですね?。なまじ『クローン』という設定なのでそれこそ“戦国武将が現代の高校生に転生しちゃった!”のつもりで見てましたが、家康のみならず戦国武将の名を名乗る(名乗ってるだけの)高校生(に見えない人が大半だけど)がテッペン目指して武力・腕力よりも策略・謀略を巡らすドラマだったんですね?。