『新・信長公記』第2話

喧嘩(腕力武力)だけでなく戦いの内容は自由で、その種目選びの駆け引き=知力も戦国武将には必要だってことはわかるし、1.2話を見た限りではアクションにさしたる期待は持てそうにないので(なんでかわたしハイローレベルのアクションになるんじゃないかと思ってたんですよね。信長の永瀬廉くんは動けるだろうし、SHT経験者は勿論須賀くんだってアクションできるしと。でもよく考えたら(いやよく考えずとも)濱田岳は軍師ポジションして小澤征悦徳川家康の時点でハイローはありえないですよねw)そこでコメディ、いやバラエティ的な「戦い」になるのはまあアリかなとは思うんだけど、リズム対決でドラムに対し琵琶で勝った犬飼くんの謙信はともかく(ドラムで勝負に挑んでた人って雑魚生徒なんだよね?なんか取り巻きみたいなのがいた気がするけど、謙信はモテキャラちゃうんかい。謙信が琵琶を弾き終えたら戦国BASARAのかすがみたいにドラム男をうっちゃって全員が「はぁ~ん謙信さま~~」になるんだと思ったのにー)茶道&将棋対決は「見せ方」として面白味皆無でガッカリです。忠次と康政が長田くんと内藤くんというヒーロー出身者だからなおさら。

前半で「豊臣秀吉」らしさを見せて、後半は「秀吉くん」の人間性の掘り下げと後に「反家康軍」になるのであろう関係性(いろいろ思惑はあるにせよ秀吉の手助けをするのが伊達政宗前田利家毛利元就ってのはこの設定だからこそできることで、こういうのはワクワクする)の布石を置くこと、そして信長くんとの「出会い」を描くという今回の主題については及第点といったところですが、前半のコメディパートはもっとコメディに振り切って作ってほしい(その点では今のところ三浦翔平が頭一つ抜けてオイシイ)。

で、信玄と家康の「勝負」を結果しか見せないのはあとからなにがしかの説明(仕込みがあったんだと)があるって信じてるからね。
じゃないと「武田信玄」が「徳川家康」に「タイマン勝負で秒殺される」ってのはさすがに納得できないもん。

それはさておき、特進クラスはみやびを除いて全員が「戦国武将のクローン」って設定だけど、唯一一般の中学から特進入りしたという秀吉だけでなく、信長もまた「子供時代」があることに驚いた。

戦国武将のなかで「誰が一番強いか」決めたいと思う者がいて、そのために戦国武将のクローンを作って一所=高校に集めて旗印戦をやらせますという設定はまあ理解できるんですよ。
で、そのクローンは最初から「今の状態」だと思ってたんですよね。培養の過程で個人差とかもしかしたら意図的に何かがなされた(だから家康がガタイのいいオッサンになった)とかで、だから見た目年齢が様々になってしまったけど全員培養液入りの水槽のような装置のなかで今の状態で目覚めた(当然全裸で)のだと想像してるんだけど、もしかして普通に赤ちゃん→幼児→小学生→中学生→今現在と成長してきたってことなんですか?そうであるならこの戦国武将のクローンを作った者・者たちの狂人度の質がまた違ったものになってくるんだけど。