『新・信長公記』最終話

クローンとしてよみがえらせた戦国武将をひとつの教室に集めて一番強いのは誰かを決めたいマッドなオタクの話だと思ってたら、一番強いと決まった武将が挑める総長=銀杏高校の頂点がこの計画を立案・実行してる理事長そのものでしたってんで、最強に決まった武将と戦いたいというハード系クレイジーオタクの話でしたと理解したというのに、終わってみれば徳川の末裔(子孫)を名乗る老人が再び江戸幕府=徳川の世を築きたいと目論むマジキチ話でありました・・・。

前回の感想で大乱闘にはならなそうだと書きましたが、しっかりクローン雑兵それもメンタルゾンビ雑兵を用意してくれてて(予算の都合であの人数しか用意できなかったんだろうなと思うと泣ける)武将たちみんなに見せ場があったし、それが全員自らがクローンで18で死ぬということを知り受けとめたうえのことで、明智を庇って刺された家康君が「誰かの盾になるのも悪くない」と言って死んだのにはグッときてしまったし(生きてたけどw)、信長君にはそれなりのオーラあるのに「織田信長」があまりにも貧相だわ総長あっという間にやられるわw、挙句寿命問題はみやびと浪岡さんの共同研究で解決しました、特進クラス全員留年繰り返してますって、ぶん投げすぎてて笑うしかないだろこんなのww。浪岡さんがあのままで終わらなくてよかったよーw。

いやでも真面目な話、18歳で死ぬはずのクローン武将たちが揃って「高校8年生」として今も特進クラス(特進って「特別進学」の略なのにw)で留年し続けてるのは「18で死ぬ」という定めは阻止できたものの成長も止まってしまったと。この先彼らが「成長」することはないと。だから「高校生」で在り続けるしかないってことだったりします?。それでも彼らは「仲間」がいるから今日も楽しく特進クラスでわいわいやってますってなことなのだとしたら、ラストシーンが尊いものに見えてくるし、アレレ?なんだかいいドラマだった気がしてきたぞ?w。