『軍師官兵衛』第44回「落ちゆく巨星」

ついに日本号の呑み取りキター!!
でも太兵衛が当初から酒豪(脳筋)キャラとして描かれ続けたのに対しつい先日酔いつぶれて(つぶされて?)寝ちゃう正則の図を見たばかりなのでハナから勝負にならない感が凄まじく、本来ならもっと盛り上がるエピソードだろうに勿体無いなーという気持ちは否めない。もこみち太兵衛は文句なしにカッコいいんだけどその相手としてこの正則は物足りないんだよね。石黒くんが悪いのではなく描き方として弱い。だから『漢感』がないんだよー。ていうか太兵衛が呑み干した次の瞬間上裸で日本号振り回してる太兵衛って事後かよと。せめて正則が日本号を太兵衛に手渡すところは見せてほしかったわ。これじゃあ「勝負の結果」って感じがしないよね。
でもまぁ全カットになる恐れもあったんで、一応でもやってくれただけヨシとするべきなんだろう・・・。
で、出たと思ったら速攻死んだ秀次(また官兵衛の言うことを聞き入れたものの結局死んだよね・・・)の扱いを思えば展開上“不要”な存在は出すつもりはないということなのでしょうが(だって太兵衛の嫁についてはひとっことも語られないのに息子だけはいるもんね・・・)、もうこれこの作品においては九郎右衛門様は独身だということでいいですよね!?。
九郎右衛門様ってクールで思慮深いけど実は熱いじゃないですか。結構好戦的じゃないですか。これまで九郎右衛門様が局面でその都度見せてきた判断や言動や行動を思い返してみるに、黒田家家臣としていつ命を落としてもいいように家族は持たない主義なのかなーと。九郎右衛門様に限らずこの時代の武士はみんなそういうつもりで生きてはいるのでしょうが、九郎右衛門様は潜入したり裏工作したり、あと秀吉の言葉を光秀に伝えたりと “危険度”的にはかなりのもんだと思うのよね。善助や太兵衛と比べてもそれは明らか。そういう役割を担う自分は家族を持たないと、そう考えて独身貫いてんじゃないかなと。まぁ史実ではボコボコ子供作ってるらしいのですがw、わたし的には一生くんの九郎右衛門はそういう想いでもって独身ですってことで!。


高松城の水攻め、中国大返し。あの時はとことんお主にしてやられた。黒田官兵衛、まこと手強い相手じゃった」と言う病床の隆景さんに対し「あの頃は、楽しゅうございましたな」と言って一滴の涙を流す官兵衛を見ながら、ほんと「あの頃は楽しゅうございました」だよなぁ・・・・・・ってちょっと泣きそうになりました。あの頃はほんと楽しかったよ。
そして次回はついに竹中秀吉の最期かー。いよいよ終わりが見えてきたわ。