みんなそれを口にするのを恐れてたというか、それを言いだせずにいたんじゃないかと思うのだけど、「御着を潰すしかありません」と静かな覚悟を湛えた低音で告げる九郎右衛門様に、三家臣揃って呼ばれたはずなのになぜ不在なのかと思いきや殿が一人で城を出たことを聞いて半兵衛に問うべく駆けこんでくる九郎右衛門様。不穏なものを感じ取り単身様子を探ってたってことなんですよね。でも即感情を抑え半兵衛に殿のお考えを聞かされこれからどうすべきか冷静に考える。今回も九郎右衛門様は素敵。
そして小寺にまんまと騙された官兵衛を見る村重ね。あの哀愁湛えた哲司の目タマランわ。信長からのプレッシャーに疲れ果て謀反を宣言したことで向こうに行ってしまったのかと思いきや、官兵衛に対する友愛の情はしっかり残ってて、だからこそのこの表情なのよね。村重の元へ向かう官兵衛の回想にいた出会った頃のあの生気に満ち溢れる村重の笑顔がまぶしくて、官兵衛も善助も太兵衛もみんなみんな笑顔だったよなーとか思ってしまって切なすぎる・・・。
そしてそして哲司村重が「あいつは絶対俺を裏切らない」と言い切る斗真右近との関係性な!。キリシタンとしての自分と村重に恩義を感じる自分との間でせめぎ合うも哲司村重への想いを選ぶ斗真右近たんの苦悩っぷりが麗しすぎるっ!!。