『黒服物語』第2話

神出鬼没というよりも気づいたらそこにいる感じwの有起哉オーナーが彰にアレコレやらせてくれるのは当然なんらかの目的があるというか、彰にチャンスを与えることで何かを期待してるというか、まぁそんな感じなのでしょうが、オーナーが言うように無茶とか無謀なことを口にする人間が嫌いじゃないからだとしても誰でもいいというわけではなく、彰だから、彰の中になにかを見出したからこそ彰を“抜擢”してるわけで、黒服として経験を積んだものしか出来ないというつけ回しを入店後間もない彰がそれなりにこなせたことで(売上的に損害は出たけど目の付け所は悪くない的な感じで)彰には才能がある→オーナーの見る目すげえ!ってな感じで結果的にオーナーの株が上がるんだと思いきや、全然ダメでズコ―w。
てか彰という人間の魅力というか人間性というか、そういうものが2話を終えても全然わからないのよね。初回で問題児・美樹をオトし、今回ゆかりにしてやったこと、そこだけを見れば医大三浪のダメ野郎だけど誠実で真摯な男ってことになるんだろうし、ボトルと名前を結びつけ美樹のために客のことを記すノートを作ってやったのを見れば不器用で地味だけど担当キャストである美樹のために努力できる真面目な男ってことにもなるんだろうけど、そこからなんで杏子さんとラブホから出てくるのを見かけた→原田に勝つ!ってことになるのかと。美樹のこともそうだし黒服として最低限の仕事すらまだマトモにこなせてないのに何言ってんのコイツ・・・でしかないよね。
でもそもそも彰がこの世界に入ったのは好きな女に近づきたいからなわけで、好きな女に出会ったのも無銭飲食→一目惚れした女のあとをつけてキャバクラに→お金ないから働かせてください というアホすぎる流れだったわけで、医大三浪は学力の問題だけど人間としての知能はありますってんならそもそもこんなアホなことはしないわけで、今のところ彰はマジ馬鹿以外のナニモンでもないよねと。
しかも彰の好きな人=杏子もいろいろ抱えてはいるんだろうけど、それにしたって彰と呑んで酔っぱらってカラオケ行くとかラブホの前で酔っぱらって担当黒服にしなだれかかるとかさ、大した女には思えないわけですよ、今のところ。行きつけらしいバーのマスターに「杏子ちゃんがこんなに呑むの珍しい」とか言わせてたけど、店捌けたあと2回続けてべろんべろんになってんの見せられたら説得力ねーだろとw。ついでに純粋に見た目としても美人は美人だけどキャバ嬢としてのオーラというか、それほどの魅力があるようにも見えないわけで、彰の評価をさらに下げる結果になっちゃってんだよね。
・・・となると、そんな男を雇ってる有起哉オーナーの能力にも疑問が生まれるわけで・・・・・・・・・。
まぁそんなゆとり兄ちゃんが黒服としてどう成長していくのか?ってなドラマなんだろうけど、ゆとりとかそういうことではなく主人公の性根そのものがダメすぎて叩き直そうにも無理だろってな気しかしないし、ていうか彰は黒服とキャストの恋愛御法度というルールをどう考えてんのかと。杏子さんに相応しい男になるってな目標は結構だけど、そのためにどうするのかっつったら担当黒服であり杏子の男(だと思ってる)である原田を超えるって、超えてどうすんだ?って話だろ。超えて付き合うつもりならルール破る気マンマンってことになるし、既にナンバーワンである杏子に成長した彰が黒服としてしてやれることも別にねーだろ。つーか本当に「杏子さんに相応しい男」になりたいんだったら黒服なんぞやってないで真面目に勉強して医大入って医者になるべきじゃない?。ゼロから医大目指すってんじゃなくそのための道筋は既にあるわけで、それプラス女という動機づけも出来たわけで、だったら死ぬ気で合格してみせろよってな話だと思うんだけど?。
それを封じるというか、医大入ってもクズはクズであるという証明のために存在してるのが相葉っちの春日井ということなのでしょうが。
ってなわけで、相葉っち春日井は今回もよかったです(笑)。杏子と春日井のアフターが見たい(笑)。