『100万回言えばよかった』第6話

直木とコンタクトを取る・取れるということは所謂「憑りつかれてる」状態なんだろうし、「身体の乗っ取り」が「稀」にしかできない(少なくとも魚住姉にはできないんだろうし、幽霊の先輩である樋口もできないんだよね?まあ魚住が許せばマーさんでも乗っ取れそうな気がするけど)のは乗っ取られる側のリスクが相当大きいってこともあるだろうから、今回判明した「このままだと魚住がヤバイ」という状況それ自体はさもありなんだけど、でも正直萎えた。直木が行方不明から「死」が確定して、医者の夫が死んでいて、さらに魚住もこのままだと死ぬ(かもしれない)って、それが「テーマ」なのだとしても「死」の詰め合わせが過ぎるもんで急激に萎えたわ・・・。

残り4話、もしかしたら5話あるか?ってところで事件のほうは今回一気に状況が動き、関わってる人物が揃った感があるけど、直木がこのまま莉桜にくっついていればスライドドアから見えた顔が恐過ぎる「ちーちゃん」との会話も聞けるわけだし高原涼香が殺された理由・犯人と鳥野直木が殺された理由・犯人共にわかりそうだよな(てかこの状況でわからなかったら逆におかしいとすら思う)。

となると事件、つまり直木の死の真相については早めに「解決」し(魚住の体調の急激な悪化(姉曰く「痩せた」ってのも当然直木の影響だろうし)を考えるとこれ以上の接触は避けるべきだと直木は考えるだろうけど、でも「幽霊が視える」のはひとりだけではないのでそこは魚住姉の「口」を借りればいいだけだろう)、あとは直木の「心残り」をどうするかって話になるんだろうけど(そこに樋口と今回登場した菊地凛子の幽霊の「心残り」も絡めつつ)、魚住のことだから自分の生命に影響があるとしても「僕の身体を使ってください」って言うに決まってるし、そこでゴチャゴチャすんだろうなと思うとめんどくさい。てかそこに医者が絡むであろうことがマジで萎えるわ・・・。

同じ顔同じ声だけど中身は全く違うと言明したことで、四角関係にならないであろうことはホッとしたけど、直木が消えてしまうことを受け入れようとしない結依に「愛する人を失った者」として何らかのアドバイスをする役割ならば死んだ夫と魚住が瓜二つである設定とかいるか?と思うわけで(結依を「諭す」ポジションなら魚住姉でもよくない?)、ていうか松山ケンイチが演じる魚住という人間がいい奴すぎて、わたしは誰よりも魚住の幸せを願わずにはいられないんだけどなにが魚住にとっての幸せなのかがわからなくてムキーッ!となる。