見たまんまで予想するならば、莉桜と殺された友達は「若い女」を使ったビジネスに関わっていて、魚住が読んだ通り当初は結依も引きずり込むつもりだった（それを求められた）けど直前で思い直しての「こっちにくるな」発言なんだろうし、直木が殺された理由が莉桜にコンタクトを取ったこと（それにより知らなくていいことを知ってしまったとか）にあり、さらに直木が殺された「現場」がかつて暮らした里親の家だというならば、そこに荒川良々演じる池澤英介という男を置かない理由がないよなー。
当初から英介が直木を殺した犯人なのでは？と疑って見てるからかもしれないけど、遊園地に莉桜たちを迎えに来た車の運転手は良々に見えたし、そのビジネスに深く関わっているとするならば、子供食堂で男女問わず「商品」を見繕っている（そのために子供食堂を運営してる）のだろうと、そこまで想像することはできてしまう。
などと思ってるところに「武藤」って誰よ。
若い子集めてお菓子教室？をやってる「武藤」という家の「息子」なのかと思ったのに相関図には「田中」って名前で載ってて、莉桜と繋がってるこの男を「希也」と呼ぶ神野美鈴演じる武藤千代という女が『元締め』で、英介は無関係ですってことになるならそれは直木の人生とはなんだったのかという視聴者感情にとって少なからぬ「救い」となるけど、こっちの軸がそこまで広がっちゃうとなんか・・・「直木の死」がこう言っちゃなんだけど「巻き込まれたモブの死」みたいに思えてきちゃうような。
まあ本筋は「死んでしまった直木と残された結依の恋」であるわけだから、事件における「直木の死」が「モブの死」扱いであることは物語の中で悲劇性を増すことにはなるんだろうけど、まあわたしその本筋に興味ないからな・・・。じゃあなんで見てるの？とは聞いてくれるな・・・。
いやでも今回で結依と直木が見てる「先」は違ってしまったわけで、結依の「これからもずっと直木と共に生きていく」という宣言の意味が「幽霊の直木と共に」ということであるならばそれはあまりにも身勝手というか、「直木の気持ち」を考えてなさすぎる発言であるわけで、だからまあ直木が決意した「成仏」という方向に進むんだろうし、そのために次回から新しい幽霊？として菊地凛子を出すのだろうと予想してるけど、それはさておき直木の魚住への嫉妬、そして魚住の結依に対する無自覚の好意が見えてきたのはちょっと楽しみになってきたかも。
それは直木が魚住に結依を託すことになりそうな気配になってきたけど、なんだかんだ言いつつ結依も魚住のことを受け入れることになるんだとしたら「おともだち」との関係はどうなるの？と、「死んだ夫に姿形どころか声までそっくり」な魚住さんをおともだちに紹介できるの？という邪な視点での楽しみなんですけどね。
