『忍者に結婚は難しい』第6話

うん。拳をぶつけ合ったあと「お前いいパンチもってんじゃねーか」「お前もな」で解りあったのだとしても、闘争心をMAXまで滾らせ戦ったことで性欲もMAXまで高まりましたということなのだとしても、その結果『こうなる』のはまあわかるんだけどさ、そいつ『母親を殺した伊賀の男』なんだけどいいのか?って話なのよ。

その設定がないなら恋愛感情を理由に小夜が「例の甲賀の女は悟郎の妻」だとチクったことで伊賀から狙われることになった蛍を悟郎が守るという展開になるのもわかる、というか、今回の伊賀の男と甲賀の娘としてのガチバトルからのロミジュリ関係ってのは開始前に予想していた展開そのものだからようやく「始まった」と思えるところだけど、ただ殺されたというだけでなく母と共に毒を盛られ『娘(自分)を助けることを優先し死んだ』わけで、それを知っていながら『悟郎は伊賀』という事実を受け入れる(伊賀への憎しみよりも愛情が勝る)ってのはわたしには理解できない。

竜平が悟郎の写真を握り潰したのは忍者として自分のあとを継いだ娘が結婚した相手が「伊賀」だったからというだけでなく『妻を殺した伊賀』だからこそだろうし、蛍もまた父親から悟郎を守るってなことになるんだろうけど母親の死にざまを知ったうえで父親よりも伊賀の人間である悟郎を選ぶというならば、もう一度言うけどわたしには理解ができません。

母親のことがなくても充分この展開にはできると思うけどね。