議員を殺したのは実は勝地の音無だったという展開はいいんだけどその「動機」が「違法薬物」ってのはなあ・・・。
情報漏洩とかだと「組織」の話になっちゃうから「個人」の話で留めておける「犯罪」となるとまあ薬物が一番マシってことなんだろうし（淫行とかに比べれば）、昔も今も権力者の悪事の後始末をするのが忍者の仕事ってことでもあるだろうけど、ちょっとガッカリ感がなくはないです。
で、音無と見せかけて実は・・・ってなことになるんじゃなければ（妻子のことを考えると音無ではないほうがいいように思うけど）伊賀と繋がりのある議員が違法行為をやってて、伊賀としてそれは許されざることだから「消す」という判断が下り音無は「命令に従って」それを実行したってなところだろうけど、だとしたらそれが伊賀のなかで「甲賀の仕業」だと思われてる（思わせてる？）のはなんでなのよってことになるわけで、この件については真相に興味が出てきたけど、でも伊賀に妻を殺された竜平の「娘の結婚相手が伊賀だった」ことへの対応も思ったほど厳しいものではなくて拍子抜け。蛍よりも母親の記憶があるはずの姉も伊賀だと知っても「義弟クン」だし。
ここまでくると物語的には議員の死よりも母親の死のほうが重要じゃないの？と思うわたしが「おかしい」のか？とすら思えてきたんだけど。
「私と結婚すれば許す」という小夜の台詞が釣り予告でないなら制裁云々も“その程度”のことなんだろうし、このドラマ世界の「伊賀と甲賀」はわたしが思ってるほど殺伐とした関係というわけではないのだろう。8話まで見続けてようやくそれを理解した。
