『大豆田とわ子と三人の元夫』第9話

えーちょっとシンシン!パスタばらまいて小麦粉被って(改めて思うんだけど、この家の保存というか保管の概念どうなってんだ?。扉あけたら剥き出し状態でパスタが降ってくる時点でありえないのに、小麦粉の口が閉じられてないとか信じられんってか許せんぞわたしは)おじいちゃん状態になりながら眼鏡を外してメソメソ泣いちゃうシンシン可愛すぎるんだけど、えーちょっとシンシン!!

ていうか犬!!!シンシンにあんな子持ち&金持ちの先輩とやらがいるだなんて初耳ですけど犬!犬を洗うのだいすきってシンシン!!!

田中さんの登録名を「無意識過剰マン」にしてることがバレて「・・・ごめんなさい」ってシンシンおーまーえー!!!


でも腕まくりひとつでそんなシンシンを吹っ飛ばすオダギリジョーなのである。
腕まくりをしてパクチーを刻んだあとも食事するときも数学遊びするときも(このときさりげなくボディタッチ)腕まくりしっぱなしなんだけど、ネクタイは緩めないとかわかりすぎててほんともう・・・。
“そういう演出”であることを差し引いても『バッティングセンターのオダギリジョー』が優勝なのである。

なのでとわ子が四回目の結婚をするエンドになることを半ば本気で覚悟しましたが、「こんな家を作ってみたかった」というとわ子に「その家に住めば夢が叶いますね」という小鳥遊のやりとりで、決定的なこのやりとりひとつでこの二人の関係が終わり、「人はみんな違うこと」を確かめあって認め合って、ハグして微笑みながら別の道を行く・・・か。

独りでも幸せになれると思うんだよね。だから私はあなたを選んで独りで生きることにした。

カァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
クゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!

見事&たまらん展開すぎて言葉にならない。
こういうおんなにわたしはなりたい。わたしにはバッティングセンターで「好きです」と言い合ってくれるような男は三人どころか一人もいないけどな(松田龍平岡田将生オダギリジョーが並んでバット振ってるところを眺めるだけで夢オブ夢のシチュエーションなのに、三人全員自分が好きだとか想像ってか妄想することすら無理ですよね・・・そらとわ子もゴキゲンでタッチ唄っちゃうよね・・・って鼻歌クソ上手っ!!)。


手に入ったものに自分を合わせるよりも、手に入らないものを眺めているほうが楽しいんじゃない?

という田中八作のことば。とわ子に向けた言葉ではあるけど、自分のことでもあるんだよね。
そのうえで、それを解ったうえで、今もいるような気がするかごめの話をして、そして「あったかもしれない夫婦生活」を、「あったかもしれない未来」を想像して楽しむことが『今』はできる。
それが大豆田とわ子の選んだ道であり、幸せのひとつであるのだろう。

いやあ、いい最終回だった!最後はちゃんと「大豆田とわ子と三人の元夫」として終わってよかったよ!英字新聞マンこと鹿太郎の扱い酷いけどなw。
欲を言えば、ものすっごい欲を言えばオダギリジョーas小鳥遊大史のラップが見たかったけど、それは欲張りってなもんですよね。


・・・と言いたいところですが、まだあと1話あるのよね・・・。
大豆田とわ子と三人の元夫がワチャワチャやってるだけの最終回でも構わないけどここから残った1話でなにをどうしてどこに着地させるつもりなのかわかんねーな・・・。
と思ってたら最終回で新キャラでんのか。一瞬ヤマコーさんに見えてOUT:オダギリジョー IN:山本耕史 とかいい加減にしてもらっていいですか!??とキレかけたけど、改めて確認したら竹財くんでした(だよな?)。
予告の感じだと初回の斎藤工でやったことをもう一度繰り返しそうだけど、斎藤工に対して竹財輝之助って言ってしまえば“弱い”と思うんで、そこを逆手にとってと言うとあれですけどとわ子が竹財くんとあっさり結婚を決めて、視聴者全員に「だったらオダギリジョーで良かったじゃねーか!!」と突っ込ませつつのとわ子の結婚パーティで終わったらどうしよ(笑)。