『陸王』第9話

なんだよ修造役者もイケるじゃねーの!!釣りシーンでは役所広司と画的につり合い、そして最後の交渉決裂シーンでは役所広司の熱演に押され負けしないとかすごいじゃねーの!!。天は二物を与えずとか言うのにどんだけ持ってんだよ!?となるところですが、修造の場合「熱血」ひとつで全ての好条件が差し引きゼロになってしまうところがつくづく凄い(笑)。
その熱血が妻の命を奪ったハリケーンの名を社名にするという“常人じゃなさ”となって表れていて、このキャスティングは正解だったと言わざるを得ない。
それから担当者を待ち続け結局すっぽかされた(これ別にアトランティスに手を回されたからとかでなくただ単に担当者が捕まらなかったってことでいいんだよね?)大地の前に担当者の上司という人物が現れそれが実は社長でしたという他のドラマだったら失笑ものの展開がこのドラマだと全く浮かず、さらにタチバナラッセルのものより「同等かそれ以上」のアッパー素材が見つかってしまうこともすごいよね。タチバナラッセルの素材はそれこそシルクレイに匹敵するほどの「逸品」なのかと思ってたのに、大地のやったことって織物メーカーを絨毯爆撃のように見えたけどそれでそんな素材を見つけられてしまうこともそうだけどあの時みせた宮沢社長の激昂と漢気はなんだったのかと(笑)。
ところで確かそのアッパー素材の「サンプルを多めに貰ってきたから」と1組だけ残ってる茂木モデルのソールを使って陸王(6代目)を作って茂木に応援してる気持ちとともに届けたいっつって完成したところに村野がやってきてこの素材ならと注文付けて作り直しを命じてたけど、ソールは残り1組だったはずなのに、てことは一旦陸王にしたソールをはがして再利用したってことになるのか?それ「こはぜ屋品質」に引っ掛からないんだ?。ていうかこれ営業時間の話だろうに茂木に贈るための(金にならない)陸王1足作るのに全社員が完全に手を止めて見守ってるとかそんなことしてるから納期ギリギリになるんだとおもいまーす!w。
で、交渉相手に喧嘩売るのはもはや宮沢社長の定番ですが「シルクレイを欲しがる会社は他にもあるはず。その時後悔するのはあなたの方だ」とか息巻いてたけどシルクレイは飯山がこはぜ屋に独占させてるだけであくまでも飯山の持ち物(権利)だし、そのシルクレイを独占使用する権利はそれこそつい最近宮沢が『手に入れた』だけのものであってこはぜ屋の看板だの長年培ってきた縫製技術だのとは全くもって関係がないわけで、それなのにいくら顧問にシルクレイを上手く使えと入れ知恵されたといってもこうまで堂々と他人の褌で相撲が取れるとかちょっと意味がわかりません(笑)。
あと買収の話を持ちかけておきながらフェリックスについての資料を宮沢社長に言われてからまとめる坂本っちゃんも金融マンとしてどうかと思いましたです(笑)。