『陸王』第4話

CMに入る直前の、村野が間に入ってくれついに茂木が陸王を履いたところを目にすることができたってんで泣きそうになっちゃう(ていうかほとんど泣いてた)宮沢の顔はよかったなぁ。役所さんをキャスティングした意図はこういう演技が出来るところにあるんだろうな。
そして今回はピエール瀧もよかった。このシリーズの悪役テンプレに嵌められているからかピエール瀧比としてこの作品の瀧はあんまりよろしくないなーと思ってたんだけど、茂木の走りを見て小藪にお前の目は節穴か!と一喝し即取り戻せと命じるところに単なる嫌なヤツではない、有能さと更なる冷酷さが見えて、「敵」として一気に魅力が増した。
で、次は茂木を巡ってこはぜ屋VSアトランティスってなことになるんだろうけど、村野というカードをこはぜ屋が握ってる以上、茂木がアトランティスを選ぶことはないだろうし(信頼してることがまず第一だけど、加えて自分のせいで村野さんにアトランティスを辞めさせてしまったという負い目も茂木は感じてるだろうし)、情やら恩やら抜きにして選手としてもこはぜ屋のシューズがイマイチであればアトランティスのシューズを選ぶでしょうがそうじゃないわけでしょ?アトランティス関係なく陸王を気に入ったわけでしょ?。となるとアトランティスは“なにがなんでも”茂木を奪うべくあの手この手で妨害行為を仕掛けてくるってな話になるとして、瀧に“選手を見る目がある”ことがわかった以上それなりのアプローチをしてくるのではないかと、アトランティスもしくは瀧が演じる・・・小原か(名前が全くわからなかった)、小原にも小原なりの正義というか矜持があるのではないかと、敵として期待はもてそうかな。
敵といえば寺尾聰の飯山さん(大地の「顧問」呼びはちょっとモエる)の周囲にもなにがしかの悪意があるようだけど、これは大地用の枝なのかなぁ?。あと6話?もあるけどなにすんだ?と思うところはあったりするんで、アトランティス以外にも「敵」がいたほうがいいのかもしれないけど、でも飯山個人への悪感情は陸王作りに直接関係ないわけで(だから飯山は悩むんだろうけど)、あんまりゴチャゴチャしないほうがいい気がする。
それはそうと、前から思ってたんだけど光石さんの万能っぷりすごくない?。このひとスポーツ用品店の店主?ですよね?。いままでの宮沢(陸王)に対する導きっぷりだけでも充分スポーツ店のひととは思えない知識や人脈だったのに、このうえ“モノが違う”と言われる日本一のカリスマシューフィッターとも知り合いで、宮沢と対面させるべく画策してくれた結果陸王チーム入りさせるとか、今回はさすがに「この人一体何者なんだ!?」と思わずにはいられん(ていうか4話放送日は20時から明智光秀で21時から尋常じゃない人脈のスポーツ店のひとであり東京都知事とか、まさにバイプレイヤー光石研ここにあり!!でした)。
あと人員整理を求めたらキレられシリなんとかっつったら怒鳴られたというのに顧問とアドバイザーという名目で新たに人を雇った(契約を結んだ)ことを知った眼鏡銀行員大橋の反応が気になります。