小路 幸也『フロム・ミー・トゥ・ユー』

これまでは春夏秋冬をベースに4作収録だったのですが、今回は堀田家に関わる人を副題として明示し、その人の視点でこれまでに描かれてきた物語の隙間を埋めるバンドワゴンシリーズ番外編的な連作短編集です。
LOVEが溢れすぎてて辛い。心底辛い。
私別に今現在自分が不幸だなんて思わないし、まぁ今はよくてもこの先どうするつもりなのアンタ?って自分に対して思う瞬間も結構ありはするけど、その時はそのときというか、明日私が元気で生きていられる保証だってないんだからなるようになるしなるようにしかならないだろと思ってるんだけど、でもこのシリーズを読むと私には圧倒的にLOVEが足りないよなぁ・・・と思ってしまう。性的な意味での愛ではなく、自分以外の全てのものに対するLOVE。
もうね、毎日が本気の戦いですからね(主にチケット方面の)。
もし私が戦士でなかったとして、その場合はこんなにLOVEいっぱいの人生を送ることができたのかなぁ・・・と思いながらバンドワゴンシリーズを読み、そして今日も私は戦うのである(笑)。