『海賊戦隊 ゴーカイジャー』第42話「宇宙最強の男」

ザンギャックが滅ぼした星の王女でありながら海賊入りしてるというだけでアイムの懸賞金が結構な高額であるならば、一人で邪悪な竜を滅ぼした勇者から海賊に転身したハカセこそ高額になるのではないか?と思うわけで、都市伝説的な“伝説”であるならばともかく女星セブン(こういうのってルカ姐のほうが読んでそうなんだけど、でもアイムが読んでるってのは分かる気がするw庶民の文化に興味シンシン的なw)に記事として顔と名前が堂々と掲載されてるぐらいだからその存在をザンギャックが認識してないとも思えないわけで、逆に言えば宇宙中に賞金首としてビラ撒かれてるってのに伝説の勇者はいまどこで何をしてるのか!?もないわけでw、それなのにハカセが「どうでもいい扱い」されてるってのはおかしいよねぇ?。それに、本当に記憶喪失ならばこれまでそれらしき描写、例えばジョーやルカが昔の話をするときにちょっと複雑そうな顔をするとかさ、そういうのがあったと思うのよ。この作品はそこいらへんちゃんと積み重ねてきてるから。でもそういうのはなかった。だから少なくとも記憶喪失ってことはないと思うんだ。だとしたらじゃあ今回の話はなんなんだ?ってなるよねぇ。
・・・・・・・・・ハカセの夢・・・・・・・・・とか?。
だってまず何が理由か勇者が記憶を失いいずこかの星で修理工房らしきものを営むって時点でおかしいじゃんw。メカに強い勇者がいないとは限らないけどでも勇者でありながらガレオン船の修理も出来る、おまけに家事全般もお手の物とかさすがにスペック高すぎるだろw。それこそドンさん一人でいいんじゃないかな?って話になっちゃうw。ルカに修理を頼まれ「頼まれたことはやり遂げる主義だから」と直しにきたところをマーベラス様に気に入られあだ名付けられた上で仲間入りを命じられたってところは本当だとしても(ルカ姐ってば「あんた神ィ!?ゴッドじゃん!!」って多分これアドリブだよねw。「ゴッド」てwwwさすがオタクw)、勇者云々ってのはそうだったらいいなー、そしたらみんなも僕を馬鹿にしたりしないだろうなーという願望がみせた夢なんじゃないかな?。だってそうでもなきゃ次回でマーベラス様と背中合わせになったハカセマーベラス様と同じようなデザインのロンジャケ着てる理由がわかんないw。これまでちょくちょくマーベラス様の動きやポーズを真似っこするハカセってのがあったから、こっそりマーベラス様仕様のジャケットを自作してても不思議じゃないけど(技術的にも余裕で可能だろうし)。
ていうかわたしが最も今回の話に疑問を覚えた理由はハカセが伝説の勇者であることにどれだけ疑いを持っていようとも、食いしん坊のマーベラス様が「『美味しいもの』を食べれば思い出すかも」という話に乗らないはずがないと思うからなのよ。わたしが知ってるマーベラス様ならば「おもしれえ。ほんとかどうか美味いもんでも食いながら話そうじゃねーか」とニヤリ顔で言うはずだもん!。
でもだとしたらどこまでがハカセの夢なんだ?って話になるのよねぇ。ダマラスが海賊に姿見せるのって今回初めてだよね?。であればハカセが夢の中にダマラスを出せるはずがないし、そんなことよりなによりハカセがバスコによってジョーたちが消され、そしてマーベラス様がボッコボコにされた上モバイレーツとレンジャーキーを奪われ連れ去られるなどという夢を見るはずがないと思う。
なーんて思いながら見てたんだけどw、ここまでハカセの過去を引っ張っておきながら夢オチネタとか暴動起きてもおかしくないんで(笑)さすがにそれはないとして、となると、もろもろ総合して考えるに、伝説の勇者ドン・ドッコイヤーに関しては「相変わらず愉快な戦い方だな」などと冗談交じりに揶揄されたハカセが持ち前の技術でもってちょちょちょいっと自分が勇者であるという記事を載せた偽の雑誌を作り上げ(もしくは既存の雑誌に自分の勇者記事を挟みこませ)、ちょっとみんなに悪戯的な仕返しをしようとしたってなことなのではないかなと(ちょっとした悪戯にしちゃ雑誌も星型の痣も凝りすぎと云わざるを得ないけどw)。美味しいものたべて人気スイーツたべて、そんで買い物でもしてガレオンに戻ったところで実は全部嘘でしたテヘペロ☆とでも言うつもりだったんじゃないかなと。予告の中で「僕が嘘なんかついたからだ」とか言ってたし。それが分かってるからマーベラス様もジョーさんもついていかなかったと(マーベラス様が美味しいものに釣られなかったのは戻ってきたハカセにお仕置きがてら美味いメシいっぱい作らせるつもりだからとか)。
だからもちろんダマラスに出くわして以降は現実のことで、・・・となると次回でハカセマーベラス様ジャケットの色違いを着てるのはやはり純粋に「カッコイイから作ってみた」ってことになる・・・・・・のか?。
基本赤緑厨の俺大歓喜(笑)。
ハカセが海賊入りした理由もルカが語った通りなんだろうけど、あんなくずれそうな小屋で一人修理工房を営んでたってことは“故郷がザンギャックに滅ぼされた”ってのもあながち嘘じゃないのかな。アイム同様他の星に逃れたのか、それとも滅ぼされたといっても星ごとなくなったわけではなく生き残ることができたのかはわかりませんが、少なくともハカセが一人ぼっちだったってのは多分間違いないよね。だからマーベラス様たちの強引な誘いに乗ったんじゃないかな。あのガレ汚ン(って友人のメールにあってワロタw)っぷりとボタン一つ押しただけで神扱いされるぐらいだから“頼まれたことはやりとげる主義”のハカセにしたら放っておけないって面もあっただろうし。
つまりハカセにはアイムやジョーさんのようなドラマティックな過去があるわけではなくかなり手先が器用な一般人ってだけで、だからそこそこの敵なら仲間がいるし面白バトルができるけど、ダマラスのような本物の敵を前にすると足が震えて動けなくなってしまうと。そんなハカセがついた「自分は伝説の勇者である」という嘘。その嘘が次回処刑されそうなマーベラス様を単身救いに行くことで『真実』(と書いてまこと)のものになるんじゃないかな。ハカセはみんなに「嘘ついてごめん」って謝るんだけど、マーベラス様が「嘘なんかついてねーよ。お前は立派な勇者だぜ、ハカセ」なんつって!!。
しかし1話の中に必ず巨大戦を入れるという縛りがあるのは仕方ないとして、OPでいきなり戦ってるのはなんだかなーと思ってしまうわ(笑)。特に今ザンギャックサイドは殿下の弔い合戦中なわけで、なのにドゴーミンとはいえ雑魚敵送り込んでくんなよと(笑)。ていうか俺の黒獅子理央様だけはハカセの餌食になってほしくなかったです・・・・・・(笑)すっ転ぶ理央様とか本気で見たくない(笑)。


で、ジョーさん曰くダマラスは『宇宙最強の軍師』だそうですが、その『宇宙最強』ってのは『軍師』としてなのか純粋に戦闘力という意味でなのかどっちよ?って話よね。軍師でありながら宇宙最強ってことはあるかもだけど、でも軍師ってのは軍を率いる大将に戦術を指南したり戦略立案を助けたりする役目、ですよね?。ダマラスさんって・・・・・・殿下に対してそれらしきことしてましたっけ?^^。それどころかどう見ても行くべきではなかった殿下自らの出陣を止められなかった時点で軍師としては失格だろうと思うんだけど^^。殿下ダマラスの言うこととか全く聞く耳もってなかったよね^^。だとするとやはりここは『宇宙最強』ってとこだけ理解しておけばいいかな。ついでにまぁ軍師と称するぐらいだから脳筋ではないのだろうと思っておけばいいかなと。
問題はバスコなのよねぇ・・・。ジョーさんたち4人を「始末した」ってのは隠したのか転送したのか、とにかくダマラスの目の届かないどこかへ追いやったってことだろうけど、そこにある意図はなんなのか。ダマラスは殿下の弔いと自身のプライドのため(後者に比重傾いてそう)という100%私怨なのに対し、バスコの目的はあくまでも宇宙最大のお宝、だよねぇ?。これまでのバスコの言動からするとそのために必要な大いなる力を一人で集めるのはさすがにキツイからゴーカイジャーを適当に泳がせあらかた集めてもらったところで一気に回収と、そのつもりでいるんだとわたしは受け止めてるのですが、だとすると今ここでゴーカイジャーを文字通り抹殺してしまうのはバスコにとって不都合ということになるのかなぁ。てか大いなる力ってどこに宿ってんだっけ?。ゴーカイジャーの場合はレジェンド戦士に大いなる力貰うとその戦隊のレンジャーキーがピッカリ光るんでキーに宿ってるんだと思うのだけど、バスコがラッパで無理やり奪った場合はどうなんだっけ?。そこいらへんが曖昧なもんで、バスコが4人を生かすことでどんなメリットがあるのかイマイチ想像できないのよねぇ。ここまできたんだから実はいい奴でした展開だけはやめて欲しい。


まぁなにはともあれ、マーベラス様とハカセのガチ背中合わせが猛烈楽しみ!!!。