『海賊戦隊 ゴーカイジャー』第41話「なくしたくないもの」

アイムの星が滅ぼされた瞬間もアイムが海賊に加わった理由も、そしてアイムによるファミーユ星の敵討ちも、驚きは何一つない真っ当で王道な展開でしたが、だからこそ燃えた。一度は自分一人でやると決めたものの仲間に「私に力をお貸し下さい」と言えるアイムの気高さ、そんなアイムを全力で支えるマーベラス様たち海賊の漢気、これは燃えざるを得ない。みんながアイムを、アイムの笑顔を守りたいと思う気持ちが何もできなかったお姫様回想のくだりでもうじくじく滲み出ててさぁ、アイムが今日までしてきた「努力」こそ描かれてはいないもののでもちゃんとそれが見えるんだよね。だってマーベラス様たちがこれだけアイムのことを大切な仲間だと思ってるんだもん。ただの可愛くて癒される姫ってだけだったらみんながここまで身体張ってくれるわけないもんね。生き延びたファミーユ星の人達のために希望の象徴として生き続けねばならないという姫としての想いと両親の仇をとりたいという娘としての気持ちがせめぎあい涙という形でそれをみんなに見せてしまったアイムに対し、「泣くな」という一言と頭に優しく置いた手でもってそれは全員で背負ってやると伝えるマーベラス様まじ船長!!!。アイムにはデレしかないマーベラス様超カッコイイ!!!。
でも突如腕相撲始めたりテーブルに足かけて乗り上がる勢いで胸ぐら掴んでファイティン寸前のマベジョーはもっと見たい・・・・・・w。ていうかマベジョーしかいなかった時代のガレオンを見てみたいw。
アイムの過去清算回でありながらアイムだけの話に終始せず鎧を通してゴーカイジャーの絆再確認の話として描いたのもよかったと思う。もう絆確認何回目だよって気がしなくはないけど(笑)、でもゴーカイの場合は不思議と押し付けがましくないってか、こいつらの絆なんてわかりきってるのに何度みても熱くなれるのよね。
正直言えばザツリグの目を潰すことにこそゴーカイチェンジの力を使えよとは思ったんだけどさ、でもアイムにザツリグにトドメを刺させる(力を奪う)ところまでは文字通り自分たちの力でやり遂げたいという海賊たちの武骨さというか不器用さが見えたというか、多分ここでレジェンド戦隊の力を借りるなんてことは全員頭の中になかったんじゃないかなーと思うとちょっと胸熱。ていうかどうみても一人だけ戦闘に参加してないと思ったら「次、行きます」と堂々宣言って、そんなん言ったら次これまでと違うことやりますってバレバレやんねw。どこまで愚直なのかとw。そしてそれを上回るのがザツリグさんですよ・・・。どっからどう見ても力の源である目玉をそんな撃たれやすいところに配置するなよとw。
そこからの怒涛のアイムwithゴーカイチェンジは凄まじかった。まず鎧とのゴーオンウイングスでついに金銀両方デターーー!ってなって、ハカセとのゴウライジャーはアイムとハカセの関係性とリンクしてるようでほっこりしたし、アイムに乗るルカとかニヤニヤでしかないしw、剣つながりのジョーさんinデカマスターはボス(の中の人)のことしか思い出さなかったし(笑)、そんでもってのWシンケンレッドとか!!!。これリアルタイムではアイム姫レッドは烈火大斬刀を足で蹴り上げてから振り回してほしかったと思ったんだけど、でもよくよく考えたらそこまでコピられたらそれはそれで複雑な気持ちになると思うんで、Wシンケンレッドではあるけど中身はマベアイムだってわかるこの戦い方だからこそよかったのかなと!。しかもこれ福沢&神尾夫婦だしね。
そんでもってガレオンバスターピンクチャージで仕留めたあと、ルカ姐がアイムの肩に良く頑張ったねってな感じで優しく讃えそして労わるように手を置き、そんなルカ姐を見上げるアイムの姿がほんっと良かったわー。ここはっきり言っちゃうと鎧は手を添えてるだけなわけでさ(笑)、鎧のことだから「やりましたねアイムさん!!」とかキャッキャしてもおかしくなかったと思うんだけど、空気読んでくれてよかったよほんとw。
そのぶん「お姫様の活躍、かげながらワクワク見てたぜ!」なんつってマッハルコンがさりげなく迫りアイムの頬染めさせてたけどな(笑)。


デラツエイガーは皇帝の親衛隊長でザツリグさんはイチ親衛隊員なわけだから、立場が強さと比例しているのであればデラツエイガーよりも楽勝でなけりゃおかしいわけだし、海賊たちだって対デラツエイガー当時よりも今のほうがより強くなってるわけだからこの結果は当然っちゃ当然なんだけど、でもザツリグさん1話で退場させるには惜しいキャラだわー。だって「フッフッ、夜がくる。夜は酒を呑むための時間だ」って超かっけえええええええええええええええええんだもん!!。つーかこれ殿下の弔い合戦なわけで、それでも夜は酒なんですねと^^。
そして殿下の遺影がイケメンすぎる・・・・・・・(´;ω;`)
予告で「愛する息子」と明言していたもののそのニュアンスは今回を見てみなければ分からないと思ってたんだけど、やっぱり・・・やっぱり皇帝は本当に息子のことを愛しその死を嘆いているじゃないか・・・・・・。じゃなきゃこんなにイケメン遺影を用意しないし、ザンギャック旗を隠すようにして遺影を設置しないわよ。これはつまりザンギャック帝国として当初の目的であった地球征服ではなく殿下の敵討ちをするという皇帝の意思表示なわけでしょう?。ダマラスもそうだったし、バリゾーグしかいないと思ってたのはやっぱり殿下の思い込みだったのよ・・・・・・・・・(´;ω;`)殿下ってばどこまで馬鹿で愚かなの・・・・・・・・・(´;ω;`)


・・・と殿下の死を嘆いてたら
「ドンさんは、勇者ドン・ドッゴイヤーだったんです!!」
って、ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?
これまでハカセの過去を何度も想像してはきましたが、勇者はなかった!さすがにそれは思いつかなかった(笑)。