『仮面ライダーオーズ/OOO』第37話「眠りと1億とバース転職」

「このあとすぐ!」で伊達さんと並び(真顔で)バスター撃ちまくる後藤さんが!!
そして予告で後藤さんが!後藤さんがついに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「だったら俺が伊達さんを止めます。変身」


キッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!
もうわたしこれだけで完全涙目です。
ここここここここんどこそっ、今度こそは本当に、ついについに後藤さんがバースになるんだよね!?「変身」まで言っておきながら「変身・・・(ベルトを嵌めようとしたところを攻撃されて)ぐわあっ!」なんてことになったりはしませんよね!?大丈夫なんだよね!?!?!?


一方で口から血を吐きながら崩れ落ちる伊達さんのお姿も見受けられましたが・・・・・・・・・。
伊達さんはこれ後藤ちゃんにバトンタッチすべく“お膳立て”のつもりでグリード家族へ転職したのかと思ったんだけど、今回のあのどっからどうみても痴話喧嘩を見る限り確実に言えることは前回の

「伊達さんを、死なせません」
「ああ、頼むわ」

に見解の相違があった、ということか。クソクソあんなにときめいたってのに。
伊達さんからすると後藤ちゃんは俺をむざむざ死なせないために最大限フォローすると言ってくれてるという意味で捉え、だから「ああ、頼むわ」と答えたと。
後藤さんはというと文字通り伊達さんを死なせないために変身しようとしたらそれを止め、そしてもう二度と戦わせないために自分がバースになるべく取説を更に読みこみ(付箋いっぱいついてて後藤さんの真面目さが見えたわ)その時に備えていたと。
で、お互い譲れないと分かった結果伊達さんは“残り少ない時間で1億稼ぐためにグリードへの転職を選んだ”と。はっきりしてるのはこれだけだよね。
つーかこの期に及んでまだ伊達さんの口から「1億の使い途」が明かされないとか・・・。まぁ映司が言う「学校」でほぼ決まりなのかなーとは思うけど、でも回想の中での伊達さんが言った“医療支援が引き上げられても自分たちで医療行為ができるようにならなきゃだめだ”ってのと映司が後藤さんに言った“自分がいなくなった後でも学校として残るってすごいことですよね”っての、伊達さんと後藤さんの間で「死なせません」の解釈が違ったように微妙にニュアンスが異なる気がするなぁ。伊達さんが言うのはずばり“医療技術”のことであり、映司が言うのは“想い”とか“志”とかそういう意味のように聞こえたんだよね。で、どっちにしてもそのために『1億』という具体的な金額が必要だという理由ってか意味がどうにもこう・・・ピンとこないんだよねぇ。
テレ朝の熱血女教師ドラマでは両親が不法滞在者だったことに伴い強制送還された少女が貧困に喘ぐ祖国のボロ小屋で日本語を教えてて、そこが今は少女の“学校”なんだってエピソードがあったんだけど、映司が言ってるのってそういうことなんじゃないかと思うのね。どんな環境であれ自分たちの大切な人を守ったり救ったりするために、自分たちの暮らしをよくするために自分たちの国をよくするために学びたいと思う気持ちであり学ぶ楽しさを教えること、それこそが映司の言う“学校として残る”ってことなんじゃないかなと。で、それがこと“医療”ということになるとそれこそ青空学校じゃ限界があるわけで、ある程度の器具を揃える必要はあるだろうし技術を習得するために、そして実際の医療行為にあたるための設備も必要なんだろうってことぐらいは想像できます。だけど一番肝心なのはそれらを使って知識を与える『指導者』だよね。そしてその役目を担うのは伊達さんじゃないのかと。確かに資金は必要だろうけど金だけあればいいってものじゃないよね。どれだけ立派な施設があったってそれを使える人がいなけりゃそれは無用の長物、なんの意味もない。もし本当に1億の目的が学校建設なのだとしたら、それは果たして伊達さんが命を賭けてまでやるべきことなのか?と思う。
つーかそもそも伊達さんは1億と引き換えに自分が命を落としたとして、その後のあれこれの算段をつけてるのかと。伊達さんの友人でもあり同志でもあるのかなぁ?あの医者の人が意思であり遺志を継いでくれる(と思ってる)のかもしれませんが、建物を含めて医療を学ぶための学校=そのためのシステムを構築するための費用だとするならばそれ1億で出来んの?と思うしさ、どうもなんか・・・・・・・・・筋が通ってない気がするんだよねぇ。だって以前伊達さんは自分の危険を顧みず人々の救出に向かおうとする映司を引きとめ「医者の仕事はまず自分が死なないことだ。自分が死んだら誰も助けることができない」とかなり激しい口調で言ったわけでさ、そんな伊達さんが今こういう行動に出てるってのは理解しがたい。当然そこに何らかの心境の変化があったのでしょうが、わたしにはそれを見て取ることができなかったし、心境の変化があったからこそバースになって戦ってるということであるならばわたしがこれまで見てきたブレない男・伊達さんとは何だったんだ?って話になるじゃん。
それに、これが一番引っかかるところなんだけど、伊達さんほどの出来る男が1億という具体的な金額が掲げてる以上はそれ相応のプランは出来てるだろうと思いたいんだけど(何のプランもなくただ1億あれば何か出来るんじゃないかーなんて考えで言ってるんだとしたら後藤さんショック死すんぞw)、それって伊達さん一人で出来るようなもんじゃないと思うのね。その人達は伊達さんのこの状況を知ってるのかと。ていうかもはや1億稼ぐか伊達さんが死ぬかの“賭け”レベルの話になってるわけでさ、こんなこと言いたかないけど1億稼げなかったらその計画どうなんの?と思っちゃうんだけど。どうにも目的と手段(過程)と結果のバランスが悪い気がする。
これでもし後藤さんバースによって「止められた」伊達さんが息絶え絶えで1億の目的を語りそして「俺の夢を継いでくれ、後藤ちゃん」なんて言ったらさすがにキレるよ?。伊達さんの夢であり欲望は伊達さんのもので、後藤さんにはまた別の夢であり欲望があるはずだもん。後藤さんがバースとともに伊達さんの夢=1本を引き継ぎますとか言い出すかもだけど、それはもう後藤さんの自由だから諦めるとして。


とまぁグダグダ書いたけどもうここまで来たら1億とかどうでもいいんだ、ほんとは。とにかく後藤さんバースを拝めればそれでいい!それだけでいいんですっ!!。
でもこれで学校とか全く関係ない超私的な欲望(例:両親に家建ててやりたいとかw)だったらどうしよ(笑)。