『Q10』第5話「正体がバレた!! ずっと一緒にいたいのに…別れの時」

なんかみんな・・・・・・・・・・・・病んでね?(笑)。
いや、青春とは悩むことと言っても過言ではないと思うので、みんな必死で悩んで苦しんで自分なりの答えを見つけていくことで大人になるってなことなのでしょうが、なんていうか・・・・・・みんな大変だなぁとw。もちろんその筆頭は中尾です。中尾さー、わたしはまず中尾が二次元オタクとして生きていくと宣言したのに心揺さぶられ、そして涙を流すロボットを作ると決意したことに感動したわけですよ!。それなのに「久戸をくれ!」って土下座かよ!土下座がダメなら「死んでやる!」って脅迫かよ!。それがオタクのすることかーーーーーーーっ!!
・・・・・・・・・・・・と思った次の瞬間、もし今わたしの前にライダーベルトが存在してたら、そりゃ何が何でも何をしてでも我が物にしたいと思う!!!!!と中尾の気持ちが理解できてしまった自分にガッカリです。オタクとは業の深い生き物なんです・・・。
それにしても、細田くんはさすがすぎw。当然こういう展開ありきのキャスティングなのでしょうが、もはや鉄板よな。早くリセットしてよおおおおおお!ってキーキー言うのも良かったけど、自宅で煩悶中(これがまたキモ凄いw)に月子に手渡された球体の世界=地球?が自分の足元目掛けて転がってきたときのビビリっぷりや、屋上でそれがポケットから落ちて割れた瞬間の動揺っぷりたるや土9じゃねえ!(笑)。おかげで放課後の薄暗い理科準備室でアルコールランプと三角ビーカー使ってお茶を飲む美少年二人・・・などという特大級の好物お耽美シーンでちっともときめけなかったじゃないのッ!!w。
てかQ10が腕に抱えた平太を屋上の中尾に向かって「投げ返します」って真顔で言うシーン、某ドラマで少年が飛び降りたと思ったら主人公が落下してたという驚きの展開について“主人公は落下した少年を空中でキャッチし屋上に投げ飛ばした後落ちたんだよ。あいつなら出来る!”という説を見かけたことを思い出して笑っちゃったわw。てか平太体育の授業が受けられないぐらい心臓に負担かけちゃいけない身体だってのに、あんな高いところから落下して大丈夫なん・・・。
山本さんも当初予想してたキャラと違うどころか真逆な感じよなー。山本さんが感じてることはかつてのわたしが理解できなくもないんでアレなんだけど、だからこそイライラするというか、ハッキリ言っちゃうと久保くんにつまんねーことグダグダ言ってんじゃねーよー!とか思ってしまった・・・。友達が入院してるらしいのであの病院にいても不思議じゃないし、バンド名をナースにすると決めたぐらいだから多分働いてる看護師さんたちを見て何かを考えてたってなことなのでしょうが、そんなとこで悩んでる(風を装う)なよ・・・って思っちゃうんだよねぇ。久保くんと山本さんの絡みをわたしは欲していないのです。だって山本さん久保くんのこと全然分かってないんだもん。自分の未来を好きなように描ける山本さんの無自覚であり無神経な言動が久保くんの・・・言い方は悪いけど“可哀想”さを引き立ててはいると思うのですが、これまでの話を思い返すに今回のこの山本さんネットイジメに関しては久保くんよりもむしろ河合さんの出番ではないのかと。山本さんが相談する相手としてではなく、山本さんに声をかけてあげる存在として。山本さんが違うものは違うって言わなきゃと励ました結果河合さんは一つ殻を脱ぎ捨てることができたわけで、次は河合さんが山本さんを励ましてあげるべきだろう。それなのに河合さんは初めて出来た男で頭いっぱいいっぱいだと・・・。
つーか河合さんと影山くんカップルの展開早くねぇ!?。前回自分に合わせてレベル下げた大学を受験するという河合さんに対し、俺がレベル上げて同じ大学を受験する!と男らしく決断した影山くんだったのに、カナダ留学ってなんぞ・・・・・・・・・。つーか確かに影山くんは初回からビデオ回してましたよ?でもその影山くんの口から映画を作りたいとかさ、そういう夢が語られたことってなかったんじゃん。だからいくらなんでもカナダ行きは唐突すぎ。それで悩まれてもなーって感じ。カナダで仕事を手伝わないか?などと声をかけてくれる“知り合い”がいるのなら、映像の道に進むことをもっと前から考えてて当然な気がするのね。だったら前回の進路希望提出云々のシーンは影山くんにそれを匂わせるセリフを言わせる絶好の機会だったじゃん。確かに悩んでいた風ではあったけど、わたしには河合さんが自分に合わせるか自分が河合さんに合わせるかで悩んでいるようにしか見えませんでした。それに、河合さんと一緒にいるときは河合さんのことを好きだと思うけど、一人になると自分のこと(夢とか)を考えてしまうってさぁ、それは言い方はヘンだけど間違ってないってか、健全だと思うのね。恋愛が人生の全てではないんだから。でもまだ付き合ってほんのちょっとの高校生がそんな風にきちんと自己認識できるもんかなーと(ギュッとされるのに弱いんだよー><って困りまくりの影山くん超絶キャワ!)(でも多分河合さん袖口ギュっは計算してやってるw。この手の女は間違いなくそういうことするんだってw)。それこそ一度セックスしたら熱が冷めたとかさ、実際付き合ってみたら思った以上にめんどくさいタイプの女だったんで幻滅したとかさ、そういうことなら分かるんだ。それなら河合さんのあの捨てられるのではと過度に怯えてるかのごときうっとおしい言動もまぁ理解できるし。
・・・・・・も、もしかしてそうなの?影山くん・・・?。
とまぁ今回はやや展開が荒いなーという気がしましたが、でもその分なのかなんなのか、メインの二人はとても丁寧に描かれていたように思います。平太がQ10に抱く複雑な感情を自分なりに咀嚼し覚悟し、ロボットを愛してしまったマイノリティ・・・ってか変態同士(笑)として「不公平」という言葉を使って中尾に気持ちを伝え、それが久保くんと平太の生きている場所の話に繋がる本筋パートはいつもながらに美しくも残酷な流れだったし、平太に足をふみふみされながらトマトの話をする父親とか、平太の心臓の音をかみ締めるように聞く家族とか、そういう枝葉の描写も心がちょっとあったかくなる感じがしてとても良かった。ていうかQ10を中尾に譲るべく奥歯が起動スイッチだってことを伝え、なんてことないさってな風を装いその場を後にしたものの角曲がった途端に崩れ落ちるようにして膝抱えちゃう強がりな平太ってかたけさんが素晴らしすぎてさすがの俺も悶絶でした><たけるこわい><。
Q10もすごい勢いでいろんなことを学習すべく努力してるってのが分かるし、『平太を』元気付けてあげたいと思うその純度100%の想いが可愛いすぎる。Q10自身はロボット=モノだからリセットされても傷つかないと言うけれど(学習したことはバックアップ取れるから残るとか便利だなw)、平太のために何かをしてあげたいと考えるようになった時点でそれはもうモノじゃないよね。てか平太がガチでモテ男なのが若干イラっとしたんだけど(笑)、告られ中の平太を物陰に隠れて見てたのはロボットなりに“空気読んだ”ってことなんかな。さすがにいつもと心音違うだろうから単純に観察してたってだけかもだけどw。

いよいよ本格的に名乗りを上げた月子さんと、そんなふうに思いたくないのに毎回毎回不吉なフラグをぐさぐさ立てまくってる久保くんについては・・・考えたくない><ってのが正直なところ。二人の今後が平太とQ10にとってどっちに働くのかと考えると、現時点では痛みや苦しみ方面としか思えないんだもん。特に久保くん・・・・・・。眠れない夜を「忘れる日がくるか〜」って苦笑とともに呟いた久保くんはもう平太が自分と同じじゃないって分かってる。久保くんにとって平太がどれだけ大切な存在なのか想像すると、その事実を受け入れることがどれほど辛いことなんだろうってなぁ。平太に代わりそんな久保くんと支えあうのが山本さんってなことになるのかなーと思うのですが、それはちょっと・・・・・・モエられん(笑)。
月子が今回やたら中尾に絡んでいたのはやはりやはり未来の中尾がQ10の開発者だからではないだろうか。結局Q10を譲り渡すことをしなかったのに中尾にQ10の構造を伝えた理由は未来の中尾がそれを元にするからなのかなーと。だって起動スイッチに奥歯とか選ばないっしょ普通(笑)。