『Q10』第3話「私はブスじゃない! 文化祭でおきた奇跡とQ10の正体」

いろんな想いが詰まりすぎてて、疲れきったわたしの心じゃ消化できないや。なんだろうこの切な苦しさは。
同じ風は二度と吹かない。過ぎた時間をもう一度繰り返したって、それは取り返すことにはならない。だから次に行かなくちゃならない。・・・分かってんだよなぁ。でも人生のリセットボタンがあったら迷わず押したいんだよわたしは!w。ってそういうことじゃないのは理解してますが、元カノに対する平太の言葉はこの年頃だから言える(感じる)ことだよなーなんて思ったり。
平太はあれでなかなかモテんのねw。そらあのルックスだしあの雰囲気だしモテるのは当然なんだけど、ドラマという世界の中ではどう見たって異性に不自由しないだろうにそうではない設定なことが多々あるんで平太もそうなのかも?とか思ってたんだけど、ハッハーーーンやることやってんのねw。てかわたしあの腕振りほどきはてっきり前から歩いてきた男子生徒たちに平太は苛められていて、女連れかよいい身分だなちょっと金貸してくれよ的な展開になるのを恐れてすごい勢いで腕振り払ったのかと思ったんだけど、単に恥ずかしかっただけ・・・なのねw。わたしだったらあんなことされたらその場でブチ切れて胸ぐら掴むのに何であんな号泣してんだろ?なんて思ったんだけどw、なるほど、友達に言えないような関係なの?と拒絶されたと思ったからか。そう考えるとその後暢気に焼きそば買って一緒に食べようと思った平太って・・・・・・女心がちっとも分かってないわよねw。でも一人寂しく焼きそば食ってたらテーブル片付けられて顔面にチラシがぶつかっちゃったあたり、良太郎を彷彿とさせてニヤニヤしてしまいました。
そんな平太が2年経って元カノの腕をグッと掴んで「俺の屍を越えていけ」(ちょっと違う)などとキメ顔で言えるようになるなんてねぇ・・・。久保くんが知ってる「終わってしまった瞬間の虚しさや寂しさがイヤだから花火や文化祭が好きじゃない。だから何かを始めるのが苦手」という平太(この時の久保くんからは平太のことは俺が一番よく分かってるって気持ちが伝わってきて、めったくそモエたわ!!)は、その気持ちから、現状から逃げちゃだめなんだと自ら気付き、元カノにも、それから悪い先輩タッくんに誑かされそうになってる藤丘にもそれを伝えた。急激に変わりすぎだろ(笑)と思わなくはないけど、平太を変えたのが「ダージョーブレスカー?」なQ10ですからw、そら劇的な変化もするってのな。劇的と言えばQ10に雷が落ちたと勘違いしての動揺と号泣には驚いたけど、手を振りほどいてしまったあの日からずっと平太の中で元カノへの好きとは違う“想い”があり続けたことと、クラスメイトの目を憚らず慟哭した平太にQ10が手を差し伸べそしてその手をみんなの前でしっかりと握ったってのが対になってて、こういうの上手いなーと思った。
てかお守りに触れてしまった校長のわんこがどうなったのか本気で心配だったんで、その後元気になってて心底安堵したわよ!平太を揺さぶるネタだとしても動物を危険な目に遭わせるのよくない!。
で、なんだかんだで文化祭を満喫する平太を病院のロビーで待つ久保くんの姿がさぁ・・・・・・久保くんに放置プレイかます平太の馬鹿!バカバカッ!!なんで久保くんにあんな寂しそうな顔させるんだよおおおおおおおおおおおおお!。久保くんも出たいんだよね、文化祭。本当なら今3年生なわけだからあの馬鹿馬鹿しいw「てーんかとるぞ!」を平太と一緒にやりたかったんだと思う。でも言わない。言っても仕方ないことを久保くんはちゃんと知っているから。そんな久保くんにとって平太が提案した「二人だけの前夜祭」だっけ?夜の看護婦(笑)+夜通しゲーム大会はすごくすごく楽しみなことだったんだと思う。でも平太はそのつもりでいたにせよ結果的に平太に“置いていかれてしまった”久保くん・・・。次へ行かなくちゃならないと言う平太と比べてやっぱり・・・フラグ立ってる気がするよー><。
つーかこれもまた元カノへの仕打ちと同じでさ、平太にとっての重みと元カノ&久保くんにとっての重みって違うよねぇ。熱帯魚事件での対応なんかから判断するにむしろ平太はそういうところに敏感な人だと思ってたんだけど、よくも悪くも“普通の子”ってことなのかなぁ。約束守れなかったから自分の代わりに先生を寄越すのってどうなんだろ。久保くんにとって文化祭に想いを馳せつつ一人で夜を過ごすことと、平太ではない誰かと一緒にゲームをするのって、どっちが辛いのかな。多分久保くん周りで「死ぬ」って言葉は禁句というか、あえて避けられてる部分ってあるんじゃないかと思うのね。馬鹿じゃないと思うんで先生もきっとそのことに気付いてる。でも気にせず「死んじゃったの!?」って言うし、それどころか「やだやだ生き返らせて!」と駄々捏ねる先生と過ごしたことは、久保くんにとって結果的にはよかったんじゃないかなぁと思いたい。でも・・・でもでもやっぱり夜の看護婦が新婚旅行に行ったってのはやがて生まれてくるであろう新たな命を想像させるし、久保くんに関しては引き続き心配だ・・・。
しっかし池松くんの存在感たるや凄まじいですね。病院のロビーで携帯眺めながら座ってる絵だけで強烈に訴えるものがある。
そしてもう一人強烈な存在感の男が・・・ええ、細田くんでございますw。おいおい中尾いい奴すぎじゃねーか!!平太が気にしてる(と中尾は思ってる)胸の傷をかっこいいと思って(笑)自分も傷つけるってところまではよかったけどそこで久戸さんに眼帯つけさせちゃうとか欲望全開なところが素敵よオタク!!w。そしてあの髪型www中尾が必死であれ作ってる過程が見たいwww。そんな中尾にQ10が人間じゃない・・・?ことがバレてしまうようですが、中尾の属性からしてそれをほかの人にバラす心配は100%ないと思うのw。でも久戸さんが本当にロボットだった!だなんて中尾にとってはまさに理想のシチュエーション・・・なわけで、そういう意味では今後の中尾が楽しみであり心配でもあるw。ていうかこのままオタクだけどいい奴になってしまうと気持ち悪さが激減するのでそこは死守していただきたいですw。
俺的メインの影山くんの恋物語は急展開というか・・・アッサリ気持ち伝えちゃったもんだから拍子抜けしました。今回のテーマは平太の物語として描かれた「同じ風は二度と吹かない」ってことと河合さんと影山くんの物語として描いた「間違ってることはちゃんとそう言わないとそれが本当になってしまう」ってことだと思ったんだけど、その二つを河合さんに『風』という曲を歌わせることで一つにする演出は良かったわー!。そこに小川先生と母ちゃんのエピソードを絡めるバランスも秀逸!。甲子園行きを逃した息子のミスを「恥ずかしくて生きていけないと思った」という母ちゃんにはちょwwwと思ったけど、続けて「案外生きてこれたね、お前も私も」と続いたのには胸がギュっとなったわー。夜の校庭で一人バットを振る小川先生もミスした瞬間からずっとそれを取り返したいと思って生きてきたんだろうけど、取り返せないまま今も生きてる。生きるってのはそういうこと、なんだよね。
話を河合さんと影山くんに戻します。1.2話で自分が河合さんのことを好きだということを人に知られることをあれほど恐れていた影山くんがあの状況で「河合は綺麗だ!」と声を大にして叫ぶ理由は分かる気がするけどその覚悟を決めたキッカケがよく分からなかった・・・ってのが正直なところではありますが、あの影山くん超カッコよかった。栗子先生に「情熱を相手に向けてただ飛ばすことだけを念じる」と言われただけであれだけのことやっちゃうってことは・・・影山くんも相当溜まってたんだろうなぁ・・・って変な意味じゃなくてねw、ずっと河合さんのこと見てたんだろうから河合さんが変わろうと思ってもがいてることに気付いてるだろうし、影山くん自身も自分の気持ちを隠す苦しさが限界だったんだろうなーと。でもわたしとしては「同じアイドルを好き」だという影山くんにとっては嘘の共通点でもって河合さんとの距離が縮まって嬉しいんだけどでも本当はそうじゃないんだよーと苦悩しまくる影山くんの図ってのをもうちょい見たかったんで、影山くんの決心の早さにはちょっとガッカリだよw。河合さんも手握り返しちゃってるしさー!。
このドラマがいいなと思うところの一つは、藤丘の金銭問題とか中尾とQ10と平太の関係性だとかメイン回を終えた生徒の“その後”も描かれ続けることで、その点今回ミスコンに出る服がないという河合さんに山本さんが「もう着ないから」と言ってあげた服が前回の無理して付き合ってた男の好みに合わせた服だったってのも良かったな。今回の話ではまた以前のようにヅラ着用で登校してた山本さんだけど、河合さんの背中を押すとともに自分もステージに上がり本来の自分をみんなに見せてんだよね。ちゃんと前に進んでる。河合さんも山本さんも所謂クラスの主流からは外れた存在だと思うんだけど、そんな二人が“友情”を育んでるのもほっこりするし。
せっかくの女子回なのにそこにQ10が全くと言っていいほど絡まなかったのはちょっと残念でしたが、藤丘と西先輩の密会を撮影してたのには平太じゃないけど「そんなこともできるんですねー」だったわw。つーかあれだけ派手に蒸気噴出しといて大丈夫なん・・・。一応クールダウンってか熱を冷ますことで機能回復したみたいだけど、そういうことがあったということを誰も知らないってのは問題なんじゃなかろうか・・・。それと、そんなQ10を家に連れ込んだw平太の父ちゃんが昼間っから酔っ払いまくってたことが気になるんだけど。見た感じまだ夕方だったよねぇ。文化祭ってぐらいだから時期的には実際と同じぐらいだと思うんだけど、だとするとあの明るさは4時台だよなぁ・・・。4時台であれだけ酔っ払っててしかもスーツ・・・父ちゃん・・・・・・何があったの・・・・・・。
今回から本格的に登場するかと思いきやまだ引っ張る福田麻由子ちゃんの月子は、予想と全く違った存在のようで驚いた。ミスコンを見ずに帰ろうとした平太に声かけたのは(ドラマ的)偶然だと思ってたのに、どうやらあれも平太だと分かって声かけたってことだよね。それにあの落雷騒動もロボットと見紛うような手足のパーツに加え平太がQ10にあげたお守りまであったのが偶々だとはさすがに思えないので、それもまた月子の仕業・・・かもしれないよなぁ。だとしたら月子の目的と、あと電話の相手が誰か?ってことが当面の謎で、その向こうにQ10と月子の関係性が見えてくるってな展開かな。


藤丘に悪い仕事を勧める西先輩ことタッくんはなかなか正しい使われ方でございました。校門の外で藤丘を待ってる姿とかいかにもすぎて笑っちゃったもんw。西先輩が藤丘にどんな仕事をさせようと思ってたのか分かりませんが、過去の栄光の象徴であるトロフィー抱えて嘘つけるかよとか言っちゃう西先輩のことだから大したこっちゃねーんだろうな(ニヤニヤ)。
てか小川先生が言ってた天下取りの舞いをサボって受験に失敗した先輩ってのが西先輩だとばかり思ったのに!。陸上でいっぱいトロフィー獲ったものの怪我して走れなくなりチンピラになった西先輩よりも受験に失敗して自暴自棄になり悪い仲間とツルむようになってしまった西先輩の方がリアルに想像できるのになー。
でさ、この本来ならば藤丘を唆すだけのどうでもいい役にあえてのタッくん、西先輩に余計なオマケをくっつけて校長先生と絡ませるまでしちゃうアミューズいいぞもっとやれw。
そうそう、アミューズ繋がりで思い出したけど、鉄塔をバキュンって撃つ平太の手の形が海東さんのバキュン☆と同じだったよおおおおおおおおおおおおおお!。普通バキュンってする時親指と人差し指立てるよね?人差し指と中指2本立てする人ってあんまいないよね??いないの!だからあれはわたしのなかでは海東さんのパクリってことで!。この調子で次は海東さんを押し込んでもいいのよアミューズ!。