『Dr.チョコレート』

子役が主役(主演は坂口健太郎だけど「主役」は唯のほうだよな)であるからか「チョコレートカンパニー」は個性つよつよな役者・キャラクターを揃えてるもんで期待してたんですが、闇医者モノとして「ゲッレディ」でお馴染み仮面ドクターズに劣るし、わたしの大好きな逃亡医Fのトンチキには遠く及ばないなー。

両親ともに優秀な医者で子供の頃から医学書で知識を蓄えてるって設定まではアリだとしてもオペは無理でしょ。それこそ同じ東宝シンデレラの浜辺ちゃんが以前演じた総合診療医的な、知識を総動員して「診断」するってんならいいけど技術と経験が全ての「外科医」はないわと。これはトンチキとは言わん。

技術と経験が全てだからこそ、集められたオペチームの面々が唯の「技術」を目の当たりにして「執刀医」として認めたってことはわかるし、ティーチャーと唯が二人でなぜこんなことをしてるのかと言えば寺島夫妻と寺島のオペチームが殺された事件の真相を暴く・犯人を見つけるためだってこともまあいいんだけど(さっそく古川雄大くん演じる「出川」の腕にタトゥーがあることが判明したけど(なんであんなこれ見よがしに「見せた」?w)、これチョコレートカンパニーとして集められた全員にあるってなオチじゃない?w)、そもそも両親が死んで2年?の間どこでどうやってオペの腕を磨いたのかって話でさ、頭脳だけでなく手先も超絶器用なんだとしても体力や集中力が大人並みってことはさすがにないだろうわけで、そこを「天才だから」で済ませるつもりだとしたら繰り返すけどそれはトンチキじゃなくてただの無茶な設定です。

と思ったら、これ企画・原案あの人なのか。そういうことは先に言ってよ(察してください)。