『最愛』第4話

ミッチー後藤に使われている情報屋が弟の優であり、渡辺息子に続いて父親も(直接の死因かどうかはまたわからないけど)殺したのは優であることが明らかになりましたが、予想はできたという意味でそこに驚きは皆無ではあるもののこれがまだ「4話」の段階で明かされたとなるとただただこの先の展開が楽しみなんだけど(どちらも優がやった「証拠」が『映像』ってところが引っかかる。記憶障害だから日常的に記録映像を撮っているとして、そのことを知っている誰かが編集したり優の行動ではないものを挿入したり、今のところそれができそうな技術・能力がありそうな人間がいないことはそれとして、映像ならばそれが可能のように思うので)、高橋文哉くんがもんのすごい儚げ美少年であることについては驚かざるを得ない。

というかこの素材を主役にして「或人じゃーないと!」とかやらせる東映のセンスがトンチキすぎると改めて。ポンコツではなくトンチキな。

あと「白山大学7位だって」という梨央に食い気味で「あ、マジで?」と返すこの間合いが松下洸平の真骨頂すぎたんだけど(巧すぎてリアルにひっくり返ったわ)、信号待ちしてる大輝に梨央が抱きついてるところを桑子が目撃しなかったことも驚いた。

桑子は宮崎さんに対して同僚・先輩以上の感情を抱いているように見えるので、宮崎さんが真田のお嬢様社長と「古い知り合い」なんてそんな薄い関係ではないとここで知ってしまうことで警察サイドもまた違う局面を迎えることになるってのが定番だろうに、そんなありがちな展開にはしませんってか。

それから、真田ウエルネスが複数のペーパーカンパニー使って裏金作りをしてる?ってのもちょっと意外。
後藤の鼻血は「知らなかった」からではなくこんな女記者に「知られてしまった」ことで頭に血がのぼってのタラーだと解釈するけど(病を抱えてるかもしれないことも可能性として考えてはいるけど)、いかにもやってそうな梨央の兄貴と違って「悪事」はしていない、社長の座を奪われたことで梨央に悪感情を抱いてはいるものの会社と梓に対する「想い」は誠実な人間なのではないかと考えていたので、後藤がそれに関わってるというか、後藤がやってることならば(だから梨央から社長の座を奪いたいということならば)ガッカリかな。黒ミッチーもいいんだけどマジで黒ならこんな格好させんなやとw。