『最愛』第3話

祖母と暮らしていた優が2007年には東京に出てきて梨央とともに真田家で暮らすようになっていて、でも15歳のときに「人を殺した。姉ちゃんが消してくれた記憶を取り戻した。なかった事にはできない」と書置きを残し梨央の前から姿を消してしまった。その後梓と加瀬が優を見つけるも「朝宮優であることを捨てたい」と、だから「梨央にも合いたくない」という優は、月に1度無事を知らせる連絡をすることを約束し、現在に至る。

という事情が判明し、開発中の新薬が承認されれば優が姿を見せてくれるかもしれないと願う梨央は脅迫状が届いているにもかかわらず説明会を決行するが、脅迫者が現れどこかへと連れて行かれそうになっている梨央を身体を張って守った加瀬が怪我を負ってしまう。

脅迫者の正体は元会社社長の男で、男の主張は「真田ウエルネスに研究員を引き抜かれたために会社がつぶれてしまった。真田ウエルネスではデータの改ざんがおこなわれており、治験で患者を死なせている。真田梨央は人殺しだ」というもの。

加瀬が運ばれた病院のロビーで大輝に改めての説明を求められた梨央は、4人の研究員を引き抜いたがそれは待遇等を考え研究員が自ら転職しただけだし、会社がつぶれたのは経営者の責任であって自分には関係がない。治験で患者が死んだというのも交通事故が原因で治験内容との因果関係はないとキッパリ否定。
だが大輝の「渡辺父も脅迫されていたか?」という質問には答えず、思い出話をしてはぐらかす。

一方、渡辺父の事件の捜査で重要参考人扱いの梨央について、捜査によって得た情報と大輝が梨央から聞きこんできた当日の行動に矛盾がないことが確認されるが、大輝はまだ梨央がなにかを隠している(全てを話したわけではない)と感じている。
その後、ホテルの部屋にあった500万を渡辺父に手渡した“若い男”の存在が浮かび上がり、大輝は同じ男が渡辺父が殺された公園付近の防犯カメラに写っていたことに気づく。

そしてその“若い男”は梨央に敵意を抱いていると思しき専務の後藤が使っている或人社長こと高橋文哉くんであることを視聴者は知っていると。

ていうかミッチー鼻血!!鼻血でてんぞオイ!!?。

過去の事情で明らかになったことと、現在軸の進行としてはこんなところか。

明らかになった事象はそれぞれそれだけでは終わらないというか、その背景・背後には誰かの思惑・意図・計画があるように勘ぐりたくなってしまうのですが、その筆頭はやはり今回のモノローグ担当の加瀬さんだよなー。
そのモノローグのなかで「人に見返りを求めてはいけない。求めなければ誰かを憎むことも蔑むこともない。そう教えてくれた父と母は早くにこの世を去った」と言っていて、「社会に出て真田家という家族を得た」と続くんだけど、演じるのが井浦新だと思うとこれをポジティブな意味では捉えられない、いや捉えたくないと思ってしまう。「逃げ場を失い迷い込んできたようだった」梨央に対し『特別な感情』を抱いているように見える井浦新の加瀬の「本心」はどこにあるのか。

そして加瀬さんを追うのは及川ミッチーの後藤ですが、これまでははいはい企んでますよー!感を隠さないどころか率先して放出してるし、ドラマにしては化粧濃いめの変な服なのもここまでいくと逆にわざとなのではないかと、梨央の敵だと思わせておいて梨央のピンチを颯爽と救ってくれるってか、梨央というより薬師丸さんの梓のナイトなのでは・・・?と期待を込めて思い始めたところで真顔で鼻血たらーとか不穏すぎるんですけど・・・。


毎回ここぞというところで方言使って落としにくる松下洸平の大輝ですが、今回は病院の廊下でストレッチする身体がドエロかったです。