『ケイ×ヤク』第7話

唐突な「愛してるよ、ハニー」「俺もだよ」に笑ったw。
エグザイル兄貴を経由してどこぞの組長に繋いでもらったってな流れでのコレだったんで、組長がやってきたらそこにいたのはエグザイル兄貴ではなく獅郎と一狼だったってなことになるのだろうと思って、組長クラスなら獅郎が財政界の大物相手にどんな手段を使ってスピード出世してきたのか“知ってる”だろうから、一狼を同席させるにあたり「ハニー」という設定にしたってなことかと思いきや、2人は別室で音声を聞いてるだけで、じゃあこの店は組長の息が掛かってるから店員に自分たちが別室に居ることを悟られないようにするためのことかと考えたけど、でも見直したら「愛してるよ、ハニー」は店員がいなくなってからのことだったんでこれ誰に聞かせるためのプレイなんだよとw。
って視聴者サービスですよねw。

ってなニヤニヤは平田満が登場した瞬間すっ飛んだ。
いきなりドラマの質が変わってんじゃん。

獅郎の店に平田満が現れ、スマホを残して獅郎の姿が見えなくなり、そして平田満の理髪店の椅子に獅郎が座らされているとわかった瞬間、温度が一気に10℃ぐらい低くなったもん。
そらそこからとりあえず今回は無事に脱出できたことで、獅郎は一狼に抱きついちゃうし、一狼は獅郎を抱きしめ返しちゃうってなもんだよな。
だってそのぐらい「恐かった」もん。
ここまではB級感が否めなかったけど(それが悪いとは言ってない)、エグザイル兄貴の返り血が頬についてる平田満のカットは「本物」だった。

抱きしめ合ったと思ったら同時に我に返って「今のはなかったことで」と言わんばかりに「普通」を装う二人は可愛かったけど。

そしてそこに千夏(の気持ち)を絡めつつ、一狼と獅郎をが「同じ夢」を見ていた=運命の相手なのだとするところがとても良い。
「獅郎との甘い夢から覚めてソファから転がり落ちるところを獅郎に見られる」というBL風味ラブコメ(サービス映像)ってだけかと思った(そしてその種の人にとっては一狼のなかに獅郎を“そういう存在”として見ている部分が無意識レベルではあるのだろと解釈してニヤニヤできる)冒頭の一狼が、平田満によって一気に凍ったドラマの空気をこういう形で一旦落ち着かせるところは(次回の予告込みで)上手い流れであった。ある意味本編であるおまけが今回に限ってはわりと蛇足だったもん。


で、平田満の登場でドラマ全体が締まった感じはあるけども、落としどころとしてはどこになるのかわかんなくなったような。
部長と莉音が追ってる“J事案”なるもの、この“J”が平田満なのかと思ったけど、そうじゃないっぽいじゃん?。