恒川 光太郎『白昼夢の森の少女』

白昼夢の森の少女

白昼夢の森の少女

『深い深い
 森の中
 少女が語る
 地獄の
 記憶と
 恋と
 殺人。』

この帯文ソソるわー!。書店で目に入った瞬間「この本絶対私好き!!!!!!!!!」って確信しましたもん。

様々な媒体・企画のために執筆された10本の作品が収録されている短編集で、この帯文はタイトル作の「白昼夢の森の少女」についてのものなのですが、この作品を筆頭に、いつもながらまあ素敵な世界観のオンパレード。とにかくもう素敵!。

次から次へと広がる残酷で甘美な世界観。そのなかを時におそるおそる、時に揺蕩いながら進んでいく時間のなんと幸せなことか。物語を読む愉しさを心から味わうことができました。