『GEM CLUBⅡ』@THEATRE1010

今回はお目当て的にはガウチ一人だけだし本公演(シアタークリエ)だけでいいかなーと思いきや、そこに東山光明の名前を見つけてプレビュー公演も見ることにしました。

なんか今わたしものすっごくみっちゃんの歌声を必要としてるんだよなー。今猛烈にみっちゃんの歌が聴きたいの。

というわけで、前回は4人の「先輩」に対し5人の「後輩」という構図だったものが今回は4人のなかでガウチ演じるロード先輩だけが残りあとのメンバーはみんな巣立ってしまい現在は総支配人とチーフとロードの三人だけ・・・というなんともいえない状況からスタートします。

前回のGEM CLUBのとき、わたしは特に4人の先輩に対し「何(どこ)を目指しているのか」がわからないことが物足りなかったんですよね。俺達は上を目指すんだと言ってはいるものの、4人一緒になのかそれともそれぞれ目指す場所があってそのために今(今だけ)は一緒に頑張っているのか、そこがわからなくてもどかしかったんです。

・・・・・・そうかー三人は売れっ子になっちゃって(わたしはそう解釈しました)(後輩の子たちは普通に就職とかしたんじゃないかな。そんな感じだったし)、ガウチだけ今もGEM CLUBにいるのかぁ・・・・・・とちょっと切なくなりますわw。

そこへ新たなオーナーがやってきて、そのオーナーはショーが大好きで、早く新しいショーを作りましょう!と、メンバーが足りないなら街へ出て才能のありそうな“原石”をスカウトすればいいじゃない!ってなわけで、オーナーとチーフ、総支配人とロードにわかれて街に繰り出します。そこで今回出演する若手メンバーと出会いスカウト、オーディションという名の合同無茶ブリタイムを経て全員合格、そして2幕はGEM CLUBのショータイム・・・という流れで、前回と比べてより流れが明確。ストーリーはあってないが如しだけどw。

で、つまりですね、東山みっちゃんは「原石」チームなんですよ。これ衝撃すぎた。総支配人とチーフとロードは前回の役のまんま、時間軸は前回と地続きという設定であることも驚いたし、それならみっちゃんがそちら側にいてはおかしいのかもしれませんが、それにしたってみっちゃん若手と同じ扱いかよ!と。

でもオーディションという名の無茶ブリタイムは総支配人から「お題」を出され全員で協力してそれに応えるという趣向のようで、わたしが見た回は“桜舞い散る春をテーマに全員で即興フレーズを歌い継ぎ曲として完成させる(最後のひとがサビ担当)”というもので、原田チーフ曰く「ラストがキツイやつですねw」ってなものでした。で、『縦1列』になり順番に歌うってんで、まず三森さんが誰よりも早く先頭の1番手ポジションに立ったんですよ。で、その後ろで若手イケメン俳優がごちゃごちゃもちゃもちゃ順番争いをしてる中、三森さんの隣(三森さんに対し下手側)で足をガバっと広げてズンと踏ん張ってる東山光明さんがいるわけですよ。「縦」並びだっつってんのにみっちゃん「横」並びだと思ったらしくw、三森さん以下整列してる横でひとり突っ立ってたみっちゃんは結局一番キツイというトリを務める羽目にwww。原田さんから「お前何年舞台立ってんだよwww」と突っ込まれるみっちゃんを見て、うん、若手と同じ扱いで正解だね!!ってなりました(笑)。

とはいえ背中に羽付けて(!!!)ソロで歌い上げるパートがあるし、若手括りといえどもやはり扱いはちょっと違うし、もっと歌ってほしくはあるけど(ガウチと木戸くんと多和田くんと四人で派手なスーツ着て歌う曲(この曲名なんだっけ?)があるんだけど、ここみっちゃん節全開で、これこれ!わたしが聴きたかったのはコレよおおおおおおう!)ポジションとしては一番美味しいかな。

原石である若手の子たちはわたし比で前回よりも知ってる子がぐんと増え、なんというか、華やかです。既に宝石として光り輝きつつある子たちだなと。

なかでもわたしの目を惹いたのは仮面ライダー鎧武でザックを演じた松田岳くん。わたしのなかでは未だ「病的なまでに小林豊好きのひと」というイメージだったんでw、ファイナルステージでボロ泣きしてたあのザックがこのシリーズに出てるなんて!というその事実だけで感動しちゃうってところが大きいんだけどw。ていうかやっぱザックの顔すきだわー(カッキーの系列だよね)。

それはニンニンジャーのキンちゃんである多和田くんもそう。

前回の原石の子たちはどちらかと言えば無名だけど踊れる&動ける子を揃えてたのに対し今回は界隈である程度の知名度がある子を集めたせいか、特にダンスの総合的なレベルとしては前回よりも落ちるかなーという印象なのですが、多和田くんはここまで踊れる印象全くなかったんでビックリしたわ。


プレビューだけあってまだ“こなしてるだけ”の段階で、作品としての熱量を感じるところまではまだまだいかないなという感じですが、ガウチ先輩を筆頭にここからそれぞれがどれだけ飛躍し成長を遂げてくれるのか、本公演がとても楽しみです。