『Wの悲劇』最終話

結局若村麻由美が主演、中村俊介助演であった(笑)。
パトカーに取り囲まれた道彦さんにゆっくりと近づき、そして抱きしめるようにしてその胸にナイフを突き刺す淑枝さんは哀しいまでに美しかった。
やっぱ若村様の磁力すごいわ。これまでは弱くて愚かな“母親”でしかなかったけど、最終回はモロ“女”だったもん。これまで二役を演じてきた主役・武井咲も、これまで萌え系を一人で担っていた桐谷健太も、最終回にして本気だした若村麻由美の前ではただのヒヨっこと云わざるを得ない。
・・・・・・・んだけど、そんな若村様の演技に呑まれたのかなんなのか、これまではセリフがそんなになかったので雰囲気でなんとか誤魔化せてたけどいっぱい喋らなければならない、それも真犯人などという重要な役をやるにはやはりアホさんの実力がアレでして、途端に2サス(浅見)の世界になってしまった(笑)。
でもまぁ・・・・・・(いい意味で)B級サスペンスに相応しいラストだったのではないかなと。
なんだかんだで原作通り、だったのかな。自由を求めた摩子も復讐に燃えるさつきもお母様の愛を、お母様への愛を感じることができたのでこれからもいままで通り頑張って生きていきますってんならそれでいいんだけど、でも気になることがひとつ。今の綺羅々さんは自分に最高のステージを用意してくれた中身摩子のさつきの存在が支えになってるんだろうに、いざマスカレードに戻ってきたらガチさつきに「ハァ?なに言ってんだかわかんないんだけど」とか言われてしまうのではないかと・・・。しかも当然肩の具合が悪くて踊れないから“さつきからセンターを奪い返す”という目標も勝負すらできないわけで・・・・・・。綺羅々さん気の毒・・・・・・。
ていうか最終回だってのに間崎先生影も形も存在してないってどういうことよおおおおおおおおおおおおお!?。