『LADY〜最後の犯罪プロファイリング〜』Episode.1

設定も展開も雰囲気もありがちすぎて特別どうこうってのはないなぁ・・・・・・と思い続けた2時間でした。初回SPはいいけど2時間もやる内容か?。この手の“プロファイリング”をメインにしたドラマって個性的(変人)プロファイラーが独自の思考法・技術でもって頭硬い刑事たちを振りまわしながら真相に迫る・・・ってなパターンが多いんだけど、キムタエが「チーム」を連呼してたことだしこのドラマの肝はそのプロファイリングを個人ではなく「チームで行う」ってとこなのでしょうが、2時間も使ったのにその肝心の「チーム」が魅力的には見えないし、それぞれがプロフェッショナルらしいメンバーも描き分けが出来てないとまでは言わないけどこれだけ時間かけたにも関わらずその“プロフェッショナルな部分”だったり、まぁ・・・個性だよね、そういう面がさほど見えなかったんだよな。連ドラだしチームが出来上がる過程の中でそこいらへんはおいおい描かれていくのでしょうが、それに対するワクワク感はさほどない。言うほどメンバーが個性的だともわたしには思えんし。なんか全員つるんとしてる気がする。それこそ細田くんをこっちに入れれば毒ってかアクセントになると思うんだけど。平岡と細田くんをチェンジして、平岡はプロファイリングに好意的ってか興味ありまくりの新人刑事って方がよかったような。とにかく初回ってことを差し引いても全員が“合ってない”って感じがしました。
てかやっぱ北川さん化粧濃すぎ。現場に入る時髪を結うのはいいと思ったけど、囚人(犯人)の気持ちを知りたい、知ることに興味があるとFBIアカデミーに入るような女があんだけ化粧やファッション完璧ってのもなー。別に当麻(SPECより)みたいに身なりに構うなとは言わんけど、あの設定(経歴)だったら女としての外見を磨く(勉強する)時間なんてなかったと思うのよ。FBIアカデミーって確か羊たちの沈黙クラリスが通ってたとこだよね?迷彩服着て男に混じって山道走らされたりしてた記憶があるんだけど、この女がそういうのを乗り越えてきたとは到底思えん。立てこもりDAIGOの元へ自ら志願して乗り込むあたり度胸あるってことなんだろうけど、縛られて銃向けられてボロ泣きしても髪もメイクも崩れないってどうよw。つーか眉毛の色が気になって気になって。キムタエと須藤さんが薄いから余計に。
あとすっごい高そうな腕時計してるのが気になった。警察官ではないわけで、危険を伴うような場所には『原則』出場しないからいいのかもだけど、あれ凶器になるんじゃ・・・?。


ありがちな展開と前述しましたが、竹中があっという間にぶっ殺されたのにはちょっと驚いた。殺されたこと自体もそうだけど、記者会見で「犯人を刺激した」って確信したらしき北川さんがその後何ら行動を起こしてないっぽかったことに驚いたわ。普通ああいう時って即電話に飛びついて竹中の身辺警護を要求するもんじゃね?。何もせず暢気に寝てんのにビビッたわ。それは百歩譲って経験が少ない頭でっかちの女だからそこまで気が回らなかったってことにせよ、竹中の事件を全く疑問抱くことなくDAIGOによる連続殺人の1件にカウントしてるし・・・。竹中って捜査一課長なんだよね?。そのクラスだとそう簡単に自宅を調べられないと思うの。ましてやDAIGOのあのプロファイリング像からすると。第一DAIGOの動機は『虐待』に基づくものであり、父親を憎み母親に助けてもらいたかったわけでしょ?それは社会に対して何かを訴えたいとかそういうことではない極私的な動機であり、そこに「正義」云々は関係ないと思うのよ。自分がやってることを正義だとか正しいだとかそういう風に思っての行動ではなく、ひたすら「弟を救うため」、引いては「自分が過去の呪縛から開放されたいがため」ってことだと思うんだよね。そこに疑問を抱かないプロファイリングチームってなぁ・・・・・・。
適当に見てただけのわたしですら竹中事件の違和感に思い至るぐらいだから、この事件は当然DAIGOによる犯行ではなく、だとすると竹中を殺した真犯人がいるわけで、それは誰なのか何故なのか、それがドラマ全体を通しての縦軸事件になるってことなのかな。
で、その黒幕は小澤で実行犯(手先)は細田くんで決まりですね!。それしかありえん(笑)。


捜査一課にヒゲ面の若いイケメン刑事がいて誰これ!?とがっついて調べたら、華組の人で本気でしろめりました(笑)。