『コントが始まる』第2話

神木さんはやっぱり存在感あるよなー。
文字通り「つかみどころのない」キャラ(そういう性格)を演じていながら、そういう人間が「そこにいる」という存在感。

前回の「大事なことはいつもラーメンの後」に続き、今回は「アキレス腱伸ばし」が鍵でしたが、潤平の「本心」を前フリにして瞬太の「助けてくれてありがとう」でドカンと胸のど真ん中をぶん殴る作劇はやっぱりストレートすぎる(のであんまり好みではない)けど、中浜姉妹との飲み会でその「アキレス腱伸ばし」を(視聴者に)印象付けしつつ高校の頃のまんまのノリな三人の空気感が心地いい反面奈津美の元カレ(浅香くん)の現在との違いにささくれ立つところもあって、それは話がシンプルだからこそ言葉にせずとも伝わる感情なんだろうなーとも思うわけで。

そこでハマると深堀りせずにはいられないとは言ってもモロモロ深堀りしすぎだろ!な中浜さんが今のところは“便利なオタク”として機能してるけど、次回はその中浜さんの話が中心になるようで、そうなるとこの空気感がどうなるかな。中浜さんが何を抱えているのかわからないけど、男と女じゃやっぱり、どうしたって、抱えるものの「質」が違うので、それをどう描くか楽しみ。