『テセウスの船』最終話

いやいやいやいや、将来安藤政信になるみきおが小太りのお笑い芸人が演じる男に利用されてたとかないわー。あらゆる意味でないわー許せんわー。

大人慎吾が澤部で、違う人生を生きるために整形して貫地谷さんの顔になったはずの鈴が貫地谷さんの顔だった世界線って、これみきおが犯行を自白し田中正志が動機を語り、そして主人公が死んだ(戸籍とかないだろうにどう処理したんだろう)世界線の延長線上にある未来ってことでいいんですか?。
であれば文吾だけでなく佐野家全員にあるであろう「心さん」の記憶ってどうなってんの?って話だし、「母親とお揃いのボーダー姿でカフェを営むみきお」とかいくらなんでも立ち直りすぎだろwってな話だし、主人公が死んだ瞬間それまでの記憶を持った佐野文吾を軸とするまた別の世界線に移行したのだと解釈するのが正解なのかなぁ?(とすると佐野文吾はタイムカプセルに入ってた心さんの指輪をいつ手にしたのかという疑問が発生するけど)。それなら老けた金丸さん出してやれよー。せめてユースケの老けメイクで笑わせろよー。

(ていうか、心が由紀と結婚したのって「父親が殺人犯」である人生を送ってきたからなんじゃないかと思うんだよね。父親が殺人犯の心だからこそ世界線が違っても由紀という理解者と出会い愛し合う運命が成立するのであって、幸せ家族の一員として生きてきた心が「やっぱり由紀と結婚する」ってのはなんか違う気がするんだけど)
(そういう意味では本来の世界線では母に死なれ父に失踪された未来がいて、タイムスリップ後の世界線では心さんを待ち続ける記者の由紀がいるわけで、(過去を変えることで新たな世界線に移行するたびにそれまでの世界線は無くなるという設定なんだとしても)少なからずの人を不幸にしたうえでのこの幸せ家族の食事会なんだ、ということを(作り手側が)自覚しているのか?とも思うし)


とか一応書いてはみたものの、どーでもいいです。小藪が佐野文吾を救ってくれたらいいなとか考えてた先週のわたしが可哀想すぎて。

また無駄な3か月を過ごしてしまった・・・と言いたいところですが、でも安藤政信の「ジエンドオオオオオオオオオオオオオオ!」があったので、見なきゃよかったとは言えない。ジエンドの回だけはレコから消せない。ドラマの出来と安藤政信がジエンドする有難みは別の話だ。