『病室で念仏を唱えないでください』第2話

溺水現場に居合わせた男子生徒が曰くありげな笑みを浮かべてたのはミスリードというか、主人公にその男子生徒の存在を印象付けるための演出ってことでいいとして、ながら見してたんで安否について説明描写があったものを聞き逃してたとしたらごめんだけど、

散歩してるところを突然驚かされ、思わずリードを離してしまったせいで犬が逃げたまま現在も行方不明

そもそもの発端である↑このわんこが逃げちゃったことについてのフォローってありました?。

おまえのせいで犬が逃げちゃったじゃないか!ってんで仕返ししようとしたのはよくないよ。まさかこんな大事になるとは思ってなかったとしても、それはよくない。
でもどんなつもりで驚かしたんだか知らんけど(リード手放しちゃうぐらいだから結構なびっくりさせられ具合だったのだろう)、友達の犬がいなくなっちゃった原因は溺水した男子生徒にあるわけで、どっちも「悪かった」わけじゃない?。
父親の形見だと思って探してきたペンは実は違うもので、でも友達が探してくれたものだから今はこっちのほうが大事ってことで父親も許してくれると思いますってのはいい終わらせ方だと思う。これはいい。でもそれだけってのはわたしの気持ちが収まらん。なぜそこに「逃げた犬も見つかったし」の一言を入れないのかと。
「友人が川で溺れて死んだ」「その友人を誘ったのは自分である(友人の死に責任を感じてる)」という主人公の過去と現在を描くための男子生徒同士の話であって、そこに出てきた犬のことなんてどうでもいいだろってことなのでしょうが、医者はともかく僧侶という要素もあるのにそっちの救いがなかったんだとしたらわたしは納得いかないね。