『ハケン占い師アタル』

キャストはわりと好み揃いなんだけど(間宮くんとしそんという似たようなポジションの若手が二人入ってるのは珍しいかも。普通どっちかは劇団系の個性派かお笑い系か、見た目的にイケではないタイプを配置しそうなものだけど)、なんかこう・・・イヤーな空気が漂うドラマだなぁ・・・。この枠でこのどんより感ってどうなの・・・。

(毎回いろんなところに「ハケン」され、そこにある問題を占いで解決するドラマなのかと思ってましたが)初回のメインだった志田ちゃんを筆頭に職場の人間それぞれ難ありで、その「難あり」なところを毎回アタルちゃんが影でぶった斬っていくってなドラマのようですが(全員の話が終わったところで満を持してラスボス・若村様の話になるのだろう)、性格から事情から展開から結末から、なにからなにまで陰気なんだよね。少し前向きになれましたという話であるはずなのに、え・・・?この人この状況この環境でシングルマザーになるつもりなの・・・?というお先真っ暗感のほうが強いもの。

たぶんそれは脚本家の持ち味なのでしょうが、まだ妊娠してる自覚がないにしても徹夜で仕事するとか「自覚のなさ」「優柔不断さ」の描き方が好みじゃないし(それを自分に対して優しくないと指摘されるところが肝であることはわかるんだけど、それを指摘するのが子供みたいな外見の杉咲花ちゃんってのも気持ち的に引っかかるし)、小学生が「臭い」というのが臭いのことではなく嘘くさい笑顔のことだった・・・とか「ないわー」と思っちゃう。やっぱこの人の脚本苦手なんだな・・・。