『勝利の法廷式』第3.4話

「脚本」ならば二転三転しなきゃ「ドラマ」として成立しない(面白くない)のはわかるけど、これ一応は「現実の法廷」でのことであるわけで、3話で言えば黒澤の指示で蘭が“腹痛を訴え”脚本を書き換える時間を作るといった描写はいいんだけど弁護士に対して『ほんとうのことを言わない』依頼人ばかりなのはどうなんだろうなーという気はする。
真実を隠そうとする「理由」は毎回違うし、縦軸を除いた各回の肝はその「理由」にあって、それが黒澤の脚本と蘭の演技力・・・でいいのかな?によって最終的に引きずり出される、というのがこのドラマのフォーマットだってことは理解してるけど、毎度毎度被告人や依頼人、事件関係者の「隠し事」ありきで黒澤の『脚本通り』に進むってのは、法廷で明かされる『真実』はそれなりに見応えあるだけにそこに至る流れ(設定)としてちょっとなー・・・と。

ってところで、4話のオチは良かった。黒澤の「脚本外」でのことだってところが。