『勝利の法廷式』

脚本家の黒澤が描く「敗けを知らない敏腕弁護士」がどんだけ「私、敗けないので」なのか知らんけど、何パターンか「脚本」を用意してアドリブが苦手な弁護士にそれを全て暗記させ、どのパターンになっても元天才子役の演技力で勝利するってことならまあわかるとしても、毎回ハイこれと手渡した「脚本通り」に裁判が展開するとなるとさすがに脚本家先生がスーパーマンすぎると思うんで、今後そこをどうアレンジしてくるかとりあえず次回待ち。

「親友を殺人で有罪にしてしまい法廷から去った弁護士」役としては志田未来ちゃんは外見を含め「若すぎる」となるところを「法廷で与えられた脚本を演じる元天才子役の弁護士」とすることで説得力を持たせるアイディアは素晴らしいと思うし、風間俊介は「いかにも」だし、あとは毎回の案件がダーク・・・とまではいかなくていいからせめてもうちょい辛めであってほしいかな。風間俊介をあんな誰でも言えそうな「情に訴える」脚本でほくそ笑ませないでほしい。