『小さな巨人』第3話

3話にしてようやくスカッと展開きたー!
・・・と言いたいところですが、この泥棒があっ!!って怒鳴られるのがイケテツ副署長って、スカッと度数としては10点満点中2点ぐらいの感じよな。いかにもいけ好かない野郎臭はしてたけど、でも主人公たちに直接嫌がらせ的なことはしてなかったわけで、実は裏で情報を漏らしてました人事を餌に中村のこと利用してましたと言われても、そこまで「おのれイケテツ」感ってなかったからさ、みんなで取り囲んで泥棒があっ!って怒鳴るとかちょっとイケテツ可哀想・・・とか思えちゃったもんw。
そりゃ必死で掴んだ証拠を盗んで本部にもっていかれたら所轄としては怒り心頭なんだろうけど、おまえらだって本部入りしてる中村から捜査情報を得ようとしてたわけで、それこそ「お互い様」でしかないんだよね、見てる側からすればさ。今回のラストで「悪」であることが確定したっぽい小野田はともかく副署長を悪とするには弱いと思うわけで、だからそこまでのスカッと感はなかったということなんじゃないかなぁ。
ていうか、気持ちとして半沢ほど主人公目線(主人公側に立って)になれないんだよね。本部も所轄も「犯人逮捕」という最終目的は同じなわけで、逮捕の決め手となる証拠を誰が掴み誰が逮捕し誰の手柄になろうがそれが「正義」とか「悪」とかそういう話にはならないわけじゃん?。
ってところでようやく小野田捜査一課長が不正を行う「敵」となったけど、正直言うと香坂と山田が小野田相手に共闘するよりも香坂を中心とする所轄メンバーが事件を解決するほうがまだ面白そうだと思えてしまうのよね。今回の燃えどころって香坂が「自分の部下である中村を利用したことに激怒した」ってとこだよね?。かつての香坂であれば、副署長の“やり方”を批難するようなことはなかったと思うんだ。『出世のためなら水にでも油にでもなる』のが香坂という男だったわけで、むしろ情報を手土産にすることなんて“当たり前”だったと思うの。でも今の香坂は部下のために怒る。もう所轄の人になってるじゃん?。自分のミスだと思って諦めていたことに捜査一課長が関わっていて、その理由は己の不正を隠すためだと知ってしまったわけだからそれを暴いてやらねば気が済まないのはわかるけど、ボスとして所轄の人らとコツコツ地道に所轄の事件を解決したほうがいいんじゃないかな?そっちのほうが見たいよ?という気がしてしまう。
それはそうと中村役のキングこと竜星涼くんって(近年の戦隊レッドの中では)(あ、レッドで思い出した!こっちのチーフはばりばりエリートっぽくてこれまた素敵!)抜群にスタイルがいいんだけど、そんなキングすら霞ませるスーツ姿の長谷川博己の見事なスタイルといったらっ!!!。それを壁に隠れて盗み聞きしてる岡田ま含めこの三人を見てると日本人も変わったなーとか思います(笑)。